平清盛展
この展覧会は、1月2日から2月5日まで、両国の江戸東京博物館で開催されています。
大河ドラマの放送も始まり、いろいろな評判もでてきていますよね。
私自身は、連続もののドラマは一切見ませんので、なんとも言えませんが・・・・
展示会場は結構混んでいました、団体客もいらっしゃいましたが、時間制限があるのでしょう、よく見られない様子でお気の毒です。
何しろ解説?が豊富で、皆さん熱心に読まれていて、列が進みません。
という状況で、目玉展示ともいえる国宝「平家納経」の展示ケースには人がまばら、何か不思議。
そして、節電?で館内は寒かった。
国宝「平家納経」など、世界遺産・厳島神社の至宝、堂々公開
これはチラシのコピーですが、この展覧会は、平清盛を中心に、平氏の栄枯盛衰の歴史を、その時代に生きた人々、まつわる文物をと通して再検証するそんな楽しい展覧会です。
戦乱の時代を生きた人々の、過酷なドラマチックな人生と宗教(仏教)に寄せる篤い思いはいつの時代も共通しています。
そして、その権力(権力のあり方の善悪はあるとしても)を背景に、素晴らしい芸術作品を創造してきたのも事実です。そして、西行のように世を捨てて(高貴な方との失恋によるという説もあるようですが)放浪の歌人になってその作品で後世に名をのこす人も。(西行の書の展示もありました)
貴族社会から、武士による統治の世を作り上げた平清盛。
国を豊かにするために日宋貿易を行い、海に浮かぶ厳島神社の造営を行い、繁栄を願って「平家納経」を奉納するなど数多くの荘厳な宗教美術を生み出しました。
平安末期を生きた人々の肖像画、書跡、源平合戦を描いた絵画、平安末期の文化を象徴する美術・工芸品などが展示されています。
展示構成は以下の通り。
第1章 平氏隆盛の足跡
第2章 清盛をめぐる人々
第3章 平氏の守り神-厳島神社
第4章 平氏の時代と新たな文化
第5章 平家物語の世界
〈国宝 平家納経 平清盛願文〉平安時代/厳島神社
<重要文化財 伝平重盛 青磁茶碗 銘馬蝗絆>南宋~元代
<国宝十二天像 月天>平安時代
<国宝 平清盛、頼盛合筆 紺紙金字法華経>平安時代
<一の谷・屋島合戦図屏風>江戸時代
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