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2012.02.08

三代 山田常山―人間国宝、その陶芸と心

Yamadakyusu

この展覧会は1月7日から2月19日まで丸の内の出光美術館で開催されています。

三代山田常山(1924~2005)は大正13年、愛知県常滑市に生まれた陶芸家です。常滑焼(急須)の作陶 により、平成10年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。

何しろ急須をこれだけ纏めて鑑賞するのは初めてですから、一から勉強でした。
茶銚、と茶注の違いからですから・・・・これもまた楽しいものです。
あらためて、その急須を観てみると、品の良い、簡素なフォルムに肌合いの微妙な変化が加わり惚れ惚れでした。
玉露用の絞り出し茶注、三代目の代表器形とされる鎌倉器形の急須も展示されています。
更に、酒器、・食器、壺等の作品もあって、こちらは、がらりと変わって、荒々し肌合い、重厚な趣のある作風で、意外な面白さでした。
だまだ未知の素晴らしい世界があるんだな、と何かとても嬉しくなってしまった、そんな展覧会でした。

展覧会の構成は以下の通りです。
(画像はチラシからです。余分な模様が混じっているのはそのためです)

I. 三代 山田常山の源流 ―青木木米、初代・二代常山

II. 朱泥の急須と煎茶具 ―中国のかたち、日本のすがた(1)
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朱泥茶注


III. 紫泥と烏泥の急須 ―中国のかたち、日本のすがた(2)

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梨皮鳥泥茶銚

IV. 白泥・藻がけ・彩泥 ―三代常山の“優雅”と“遊び心”

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常滑藻がけ窯変茶注

V. 茶陶と酒器・食器 ―歴史に学ぶ、伸びやかな作陶

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常滑自然釉香合

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常滑自然釉花入れ


VI.常滑自然釉と登窯 ―常滑焼の伝統に向き合う心

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常滑自然釉茶注(鎌倉形)

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常滑自然釉茶注

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