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2012.02.21

2012都民芸術フェスティバル参加公演 オーケストラ・シリーズNo.43  東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

Toukyoubunnka


友人からの招待で久しぶりのコンサート。
月曜日の上野に行くことはまずないのですが(美術館等の各施設の定休日ですからね)予想通り寂しくなるほどの風景です。東京文化会館だけは電飾も明るく、館内ロビーは開場を待つ人々で賑わっていました。
Tokybun
iphoneで撮った写真

PROGRAM
指揮 宮本文昭
出演 南紫音(Vn)
演奏 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
コンサートマスター/松野弘明

ロッシーニ:歌劇「どろぼうかささぎ」〈序曲〉
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
==休憩==
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68


レストランで食事の後、列に並んで入場。
会場内は少しですが空席もありました。

指揮の 宮本文昭が足早に登場、ロッシーニ:歌劇「どろぼうかささぎ」〈序曲〉の演奏開始です。
というところで、私は解説能力皆無なので、一般的な話を・・・・とても楽しい楽曲である事ぐらいは私にも分かります。

パーティー会場で銀の食器が盗まれ、女中のニネッタが犯人ではないかと疑われるが、かささぎがくわえて逃げた事が判明し、事件はめでたく解明する。というたわいもない話の歌劇なのですが・・・。

村上春樹の小説「ねじまき鳥クロニクル」「ねじまき鳥と火曜日の女たち」の冒頭で主人公がスパゲッティを茹でながら聞いている曲です」だそうです。

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
この曲の出だしは 聞いたことのない方はまずいないのかもしれません。
南紫音のヴァイオリンが透明な甘美な、切ない空間を醸成していきます。
私のようなど素人でもどんどん感情がひき込まれていきます。

ベートーベン、ブラームスの同じジャンルの作品と共に「3大ヴァイオリン協奏曲」と呼ばれている傑作中の傑作であり、メンデルスゾーンの全体作品中でも最も魅力的な一曲として人気を集めている。

==休憩==
コーヒーを飲みながら友人のレクチャー

ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
第4楽章に登場するベートーヴェンの第9番のフィナーレの「歓喜の主題」と酷似しているといわれる旋律はベートーヴェンへのオマージュなのでしょうか。
ドラマチックなエンディングに拍手は鳴りやみませんでした。

ベートーヴェンを信奉して神のようにあがめていた彼はベートーヴェンの交響曲に匹敵するものでなければ作曲する意味がないと信じており、なかなか交響曲の作曲に着手しようとはしなかった。そして、ブラームスが43才の時にようやく完成されたこの第1番は、20年以上という恐ろしく長い年月が費やされて誕生した交響曲であり、感動的で充実した内容を誇る大作として高い人気を保ち続けている。

(以上、本公演の解説を引用しています)

このホールの音響の良さ、自然な、素直な音響は良いですね。

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の演奏ではありませんが
YouTube から動画をピックアップしてみました。


港北区民交響楽団第23回定期演奏会
1999年1月31日@横浜みなとみらいホール
指揮:白河和治、演奏:港北区民交響楽団



Felix Mendelssohn: Vioolconcert in e-klein… HD
Meer klassiek op http://klassiek.avro.nl 11 december 2011, ...


指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


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