清明上河図鑑賞顛末記
東京国立博物館で開催されている、北京故宮博物院200選を観に行ってきました。
そこに展示されている、何かと話題?の清明上河図鑑賞の顛末について記します。
展覧会は2月19日まで開催されていますが、清明上河図は1月24日までの展示ですので、ご注意ください。
今年に入って3回東博には行っています。
最初は、正月の3日、目的は毎年行っている「博物館で初詣」です。
この日は清明上河図の待ち時間は70分でした。2日から始まった展覧会なので、もう少し待つか・・・・という事で北京故宮博物院200選展には入場しませんでした。
これが間違いのもと、日がたっても全然待ち時間が減るようすがありません。
仕方なしに二回目、この日は入館まで90分、清明上河図鑑賞まで240分待ちの掲示、4時間待つのはきついなと思い、この日も諦めた。但し、他の作品は時間をかけて観てきました、混んでましたけど。
それでも、諦められず、3回目、以下時系列で・・・・
東博正門に到着すると、館員が大きな声で話しています。
「特別展を鑑賞される方は、必ず待ち時間の確認をお願いします。今現在入館まで90分、清明上河図鑑賞まで240分です」
私は、12時頃展覧会場に入りました。
会場を一巡して、いつ頃列に加わろうか、と考えましたが、どうも気持ちが落ち着きません。
12:37 とうとう列の最後尾に移動。
平成館に入って直ぐ左のコンコース、講堂の壁づたいに2列で並んでいます突き当たりが最後尾。
外にはまだ入場待ちの長い列が続いています。
12:56(19分経過) 最初の関所を通過、エスカレーターで二階へ。
二階に上がって正面の休憩所の腰掛けがほぼ取り払われていて蛇行の列があり、その最後尾に並ぶ。
列の最後尾には、誘導係の女性が張り付いて割り込みを防いでいます。
「一人で来ている方でトイレ等で離れる方は、前後の方に一言かけてからお願いします」と説明。
13:35(54分経過) 第二の関所通過
二階のトイレがある方の廊下に2列で。
ここでも最後部で誘導員が監視。
誘導員が眼を放したのか?割り込もうとした人がいたようで、並んでいた男性が注意する声が聞こえてきました。何処にもいるんですよね。
そろそろ、屈伸したり、足をぶらぶらさせている人も見かけます。私の前の御夫婦は、代わる代わる、トイレに行ったり、ミュージアムショップで買い物。
ショップの前を通過して、第三の関所直前(第一会場の出口)まできました。
前の前のご婦人が先頭で盛んにキョロキョロ、そのうち仲間を発見し大声で呼びとめて、列に加わらせる。他の展示を見ていた様子。
私の前の方が、係員に「あとどのくらい待ちますか」
「三、四十分だと思います」と係員
「トイレに行かれる方は、今のうちにお願いします、会場内に入ると列を離れることは出来ません」
後ろの女性が、写真をパチパチ、この方、展示会場に入っても係員がいない時を見計らって?パチパチ。
14:25(104分経過) いよいよ第一会場内に、前方に暗幕。
ここで、展示会場から出てきた女性が、誘導員にくってかかる。
「せっかく長時間並んで入ったのに、何も見えない」
「最前列でご覧になるには、清明上河図鑑賞の列に並ばないと・・・・」
ご立腹の女性は納得せず、清明上河図展示場所に戻ろうとします。
「皆さま、平等にご覧いただくために、ご協力お願いします」
「一方通行です、戻ると危険ですので」
係員(女性二人)の制止を振り切って、人混みにぶつかりながら清明上河図展示場に戻って行った女性どうなったんだろう?
14:25 暗幕が開けられていよいよ会場内に。
向かって右側の壁に、清明上河図のコピーと解説、左にディスプレーに解説が流れています。
この裏側に清明上河図の展示場があります。
仕切りがあって片側(ディスプレー側)は、並ばない方の通路になっています。
これはチラシからですが、壁に貼られた解説はこんな感じです。
ここでもご婦人が携帯で、仲間を呼び出し(声が大きい)、係員が飛んできて
「展示場内は通話禁止です」監視員も苛立っている様子。
やがてお仲間参上、二人で話し続ける。
14:35(114分経過) いよいよ清明上河図。
ここで一列になり鑑賞です。
三人の警備・誘導員が叫び続けます。
「歩きながらの鑑賞をお願いします、間隔をあけないでください」
「ケースに肘や手をつけないでください」
「間が空いています、つめてください」
私の隣の、例のカメラカシャカシャの女性が動きません、ガラスに手を当てて覗きこんでいます。
警備の方が実力行使。
という事で、蟹の横這い状態での清明上河図鑑賞時間は3~4分でした。
それでも、観ることが出来て良かった!!
(壁には1.5倍に拡大したコピーを展示。並ばない方はこれを見るしかありません)
会場を出ると、180分待ちの掲示が目に入った。
もう一度観たい!!
14:44 もう一度並びました。
15:50 再度鑑賞
結局240分待ちの掲示に対して実際は120分程度、180分待ちの掲示に対して1時間10分程度の待ち時間で済んだことになります。
その後、第一会場へ、この時間になると空いていた。
第二会場は混んでいる。
16:30頃になると監視員の方が「5時までに並んだ方は、必ず清明上河図を見ることが出来ます」等々を大声でふれ回る。
この頃には、列の最後尾は1階に逆戻り待ち時間は240になっていた。
結局私の場合、入館後、2回で合計約3時間並んで、鑑賞時間は6~7分。
まあ、観ないわけにもいかないし・・・・・・一生に一度見られるかどうかの神品ですからね。
今日も含めてあと4日(月曜日は休館)さらなる混雑が心配。
混雑状況はこちらで確認できます。
会場ライブ
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