トゥールーズ=ロートレック展
この展覧会は10月30日~12月25日まで丸の内の三菱一号館美術館で開催されています。
近所という事で、出光美術館とペアで観てきた展覧会、等伯そしてロートレックという訳です。
ロートレック関連の展覧会って結構ありますよね(ありましたよね)その人生、人となりはよく知られています。
17歳で絵描きになるためにモンマルトルにやってきて、20歳代でムーラン・ルージュのポスターを描き一躍時の人となります、踊り子を、シャンソン歌手を、娼婦を描き、そして僅か36年の生涯を閉じます。
「人間は醜い、されど人生は美しい」
シャンソン歌手イヴェット・ジルベール
「あなたって本当にデフォルメの天才です事」
ロートレック
「いついかなるところでも、醜さの中に美しさを表現なさい。そうすれば誰も気づかない所に美を見出すことが面白くなるものですよ」
こんな言葉を頭に入れて鑑賞してきました。
ロートレックの描きだす世界は、被写体の人となり、個性を一瞬にして感じ取らせてくれるようです。
三菱一号館美術館所蔵のトゥールーズ=ロートレックによるポスター及びリトグラフは、ロートレック自身が生前自分のアトリエにおき、今日までそのまま伝えられた貴重なコレクションです。世界でも屈指のコレクションだそうでその保存状態の良さには嬉しい限りでした。
展示構成は次の通りです。
第一章 トゥールーズ=ロートレック家の故郷・南西フランスと画家揺籃の地アルビ
第二章 世紀末のパリとモンマルトルの前衛芸術
第三章 芸術家の人生
エグランティーヌ嬢一座 1896年 リトグラフ ポスター
仲が悪かったそうで、直ぐ解散したようです。その表情が面白い。
シンプソンのチェーン 1896年 リトグラフ ポスター
マルセル・ランディール嬢、胸像 1895年 リトグラフ
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