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2011.12.21

野見山暁治展

Momiyamatira

この展覧会は10月28日~12月25日まで京橋のブリジストン美術館で開催されたいます。

風邪で苦しんでいた頃(1ヶ月前)に観に行った展覧会です。

昨年90歳を迎えたという野見山暁治。東京美術学校に入学し、戦前、フォービズム、セザンヌ等の作品に手ごたえを得て作品を制作しますが戦後は、敗戦という喪失感の中「敗戦の残骸そのもの」のようなボタ山などを描くようになります。
その後、私費留学生としての渡仏、妻の病死、そして自分の中の東洋への目覚め、帰国後の日本と西欧、個人主義と合理主義の間での懊悩、日本での生活に戻っていく中で作品はどんどん抽象化し、その時の心象を色面化していきます。
なんて書いてみましたが、第一章、二章あたりの作品は、なるほど、なんて頷いたりしますけど、段々分からなくなってきます、作品のタイトルを参考にしてみますが、上手くシンクロしません。でも不思議と違和感がありません。何かもう一度見たくなるそんなある意味後を惹く展覧会かな・・・・
何にしてもその精力的な創作活動に凄味を感じてしまいます。

以下、展覧会の構成をチラシの画像を交えて・・・・


第1章 不安から覚醒へ—戦前から戦後にかけて
Momiyama0001hai
廃坑(A) 1951年

第2章 形をつかむ—滞欧時代Momiyama0001iwa
岩上の人 1958年

第3章 自然の本質を突きつめる—90年代まで
Momiyama0001fuu
風景 1971年

Momiyama0001aru
ある日 1982年

Momiyama0001tume
《冷たい夏 1991年

Momiyama0001kaze
《風の便り 1997年

第4章 響きあう色彩—新作をめぐって
Momiyama0001yoka
予感 2006年 

Momiyama0001asita
あしたの場所 2008年 

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