モダン・アート,アメリカン展-珠玉のフィリップス・コレクション-
この展覧会は国立新美術館で9月28日から12月12日まで開催されています。
投稿が遅くなってしまいました。
始まって直ぐ行ってきたのですがが、驚いたのはその観客の少なさです、その後、数週間後に再訪した時にはそこそこの入りでした。残りの会期が数週間になりましたが今はどんな状況なんでしょうか。
チラシのコピーはホッパーが描いた都会の憂愁、オキーフが描いた自然の官能と・・・・・
オキーフの写真はこちらにありますユーサフ・カーシュが撮ったジョージア・オキーフ
マネやルノワールら印象派をはじめとする西欧絵画の大規模なコレクションを誇る一方、アメリカ人画家の作品を積極的に購入し、同時代の若い芸術家を支援したフィリップス・コレクション から110点の作品を集め、19世紀後半からアメリカン・モダニズムの時代を経て、ポロック、ロスコに代表される戦後のアメリカ絵画隆盛期にいたるアメリカ美術の軌跡をたどります。
展示されている作品の作者の中で知っていたのはポロック、オキーフ、ロスコ、フランシス、ホイッスラーぐらいですかね、他の作家の方は殆んど知りません。
という事もあって、かえって新鮮。
ヨーロッパ近代絵画の影響ととアメリカの個性とが絡み合って、とても面白いと思いました。
そして、底流にあるアメリカ社会の変遷も感じながら。
画像はチラシから。
第1章 ロマン主義とリアリズム
《平和な王国》 エドワード・ヒックス 1845-46 年
第2章 印象派
《パッリア橋》 モーリス・プレンダーガスト 1898-99年
第3章 自然の力
《ウィーホーケン連作、No.30》 ジョン・マリン 1916年頃
第4章 自然と抽象
《ランチョス教会、No.2、ニューメキシコ》 ジョージア・オキーフ 1929年
《赤い太陽》 アーサー・G.ダヴ 1935年
第5章 近代生活
《日曜日》 エドワード・ホッパー 1926年
第6章 都市
《冬の6時》 ジョン・スローン 1912年
第7章 記憶とアイデンティティー
《大移動》シリーズ、パネル No.3 ジェイコブ・ローレンス 1940-1941年
第8章 キュビズムの遺産
《卵泡立て器、No.4》 スチュアート・デイヴィス 1928年
第9章 抽象表現への道
《コンポジション》 ジャクソン・ポロック 1939-41年頃
エド・ハリス拘りの映画ポロック二人だけのアトリエも良い映画でした。
第10章 抽象表現主義
《キャニオン》 ヘレン・フランケンサーラー1965年
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