視角の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション
この展覧会はDIC川村記念美術館で9月17日~12月11日まで開催されています。
モホイ=ナジは、たくさんの芸術作品と著述をを遺した。それはあらゆる視角芸術に及んでいる。さまざまな分野で華やかな貢献を成し遂げた彼は、まるで「レオナルドのよう」だ。
建築家ヴァルター・グロビウスが語ったそうですが、まさに多岐にわたる先駆的な仕事をしたモホイ=ナジ・ラースロー。
社会主義革命や世界大戦が勃発する不安定な情勢下、母国ハンガリーからオーストリア、ドイツ、オランダ、イギリス、アメリカへと移り住みながら、「アートとテクノロジーの融合」を目指して実験を繰り返し、新たな芸術価値の創造に挑み続けました。また、バウ・ハウスで教え、またシカゴで設立したニュー・バウ・ハウスの校長をを務めるなど教育にも熱心でした
この展覧会でも、視角の実験室とコピーにある様に多彩な作品が展示されています。
ドローイング、油彩、版画(リトグラフ、エッチィング他)写真、フォトグラム、タイポグラフィー、広告デザイン、コラージュ、ミクストメディア、キネティック彫刻、映画、舞台美術、著作(出版物)まだ他にあったような・・・と言うほどです。
約270点の展示です。
革命と戦争に揺れた時代背景を基に、モホイ=ナジの多彩なエネルギッシュな創作人生に思いを馳せるのも良いかなと。
展覧会の構成は次の通りです。
・ブタペスト 1917~1919
芸術家への道
・ベルリン 1920~1922
ダダから構成主義へ
・ワイマール→デッサラ 1923~1928
視角の実験
・ベルリン→ロンドン 1928~1937
舞台芸術、広告デザイン、写真、映画
・シカゴ 1937~1946
アメリカに渡ったモダンアートの思想
自画像 1919-1920頃
建築1あるいは青の上の構成 1922(?)
自画像 1926
モホイ=ナジのポートレイト 1926頃
ライト・スペース・モデュレーター(電気舞台の為の光の小道具) 1922-30
スペース・モデュレーターCH1 1943
おまけ
この美術館のマーク・ロスコの部屋、バーネット・ニューマンの部屋は良いですよね。
陽気のいい日は公園散策も日向ぼっこも良いですね。
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