三十三間堂本坊 妙法院門跡 障壁画完成記念 石踊達哉展
この展覧会は10月12日~24日まで日本橋三越本店 新館7階ギャラリーで開催されています。
京都の古刹が誘い出す、日本画の逆説。異才石踊達哉の覚悟。
チラシのコピーですけど、どう解釈しましょう?
平成琳派と呼ばれ、伝統日本画をベースに大胆な抽象表現も交え独特の個性を表現してきた石踊達哉。
オリジナリティーを重視した作風は多面的な楽しさを提供してくれます。
この展覧会の主題である妙法院門跡 障壁画32展が展示されていますが、流石に大人しめ?に描かれています。襖絵の隙間なく埋める断雲(千切れ雲)が個性かもしれません。チラシの輪廻転生は構図が大胆ですけど。
これらの作品はこの機会に見ておいて方が良いかもしれませんね。
大震災直後に継続中の作品制作を中断して、描き始めた記憶都市(入口正面に展示されています)を始め現在進行形の日本画新作30余点も展示されていて、まさに今現在の石踊達哉を見ることが出来ます。
私は2006年9月に渋谷区立松濤美術館で開催された「石踊達哉展」以来纏めてみるのはひさしぶり。
展示方法によっても作品の印象が違いますね。
妙法院門跡 障壁画はその空間を想像しながら拝見すのが良いかもしれません、間取りと作品配置図もパネル展示されていますので。
以下の画像はちらしから
断雲四季草花図 紙本金時着色 各4面 2011
断雲四季草花図 紙本金時着色 各4面 2011
輪廻転生 2011
天行健 4曲半双 2011
流水秋草図屏風 4曲半双 2011
花降る大地 4曲半双 2011
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