宗廣コレクション「芹沢銈介」展
この展覧会は渋谷区立松濤美術館で10月4日から11月20日まで開催されています。
恵比寿駅で降りて、たこ公園を経由し山種美術館、そして歩いて松濤美術館へという一日でした。
静岡市の呉服商の家に生まれた芹沢銈介(1895~1984)は、30才代前半に民芸運動の創始者で、生涯の師となった柳宗悦と出会い、そして沖縄の伝統的な染色である紅型に衝撃を受けたことを契機に、本格的に染色の道へ入りました。河井寛次郎、浜田庄司らとともに民芸運動に参加し、紅型を精神的な支柱にすえつつ、極めて独創的な型絵染を考案しました。(チラシの解説文から引用しました)
型染めも考えてみれば版画の一種と言えるかもしれません、そんな感じで観てきました。
それにしてもこのデザインは今現在でも斬新さが際立ちますね。
布文字はユーモラスでもあり、その季節の服をまとった人間にも見えてきます。
いろは文字屏風の鮮やかな色彩はどうでしょう、暖簾の落ち着いた色合はどうでしょう・・・・
ガラス絵、芹沢銈介デザインの着物等々の多彩な展示に懐かしさと新鮮なイメージを感じさせてくれる、とても良い展覧会ですよ。
春夏秋冬 1954
御滝図文のれん
沖縄風物1 往来屋上魔除けの獅子をしいさあと云う 1948
棚に並ぶ本 1969
ガラス絵です
壺屋風物文着物
沖縄笠団扇文部屋着地 1960
いろは文屏風 1958
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