木を植えた男 フレデリック・バック展
この展覧会は10月2日までの予定でしたが、好評のため1日延長して3日まで開催されています。
今月は首都圏以外の展覧会を見に行ったりしてで、閉幕ぎりぎりに滑り込という展覧会が多くて・・・・
この展覧会見逃さなくてよかった。
展覧会場に入ると先ず「木を植えた男が放映されています、ここでもうメロメロですね。
引き続き若いころからスナップ写真を撮るように絵を描き続けたフレデリック・バックの膨大な作品が展示されたいます。
要所要所にアニメ作品が流れます。フレデリック・バックの人生の旅路を辿るような展示に、フレデリック・バックの人間性がにじみ出ています。職人的な画力こそが、この圧倒的な作品を作り上げたのですね。
荒涼とした大地に、ひちつひとつ、木を植え続けて男がいた。そこはやがて緑あふれる森になった。
目的地に着くと男は鉄の棒を地面に打ち込み始めた。
そこに穴を掘り、ドングリを一つ入れ、穴を埋めました。
ナラを植えていたのです。
男の土地かと尋ねると、違うと言います。
所有者すら知らないと言うのです。村有地かもしれないし地主に忘れられた土地かもしれない。
けれど男にはどうでもいいことでした。
100個のドングリを丁寧に埋めていきました。
昼飯のあとまた実の選別を始めました。
しつこく聞いたので男は重い口を開きました。
3年前からこの荒れた地に木を植えていて
既に10万個の実を埋めました。
2万個が芽を出しますがその半分しか成長しません。
ネズミにかじられたり自然淘汰されるからです。
でも何もなかったこの土地に
1万本のナラの木が根づいたのです。
世界的な植林運動の切っ掛けになったアニメとされています。
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