理想の暮らしを求めて 濱田庄司スタイル展
この展覧会は、パナソニック電工汐留ミュージアムで9月25日まで開催されていました。(既に終了しています)
陶芸の人間国宝は、モダニストでした。
「京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」
東京高等工業学校で河井寛次郎の知己を得、卒業後河井が勤める京都市陶磁器試験所に入所、その後バーナード・リーチと共にイギリスに滞在します。ロンドン郊外ディッチリングの工芸家村での経験が後の益子移住に繋がります。「確固たる信念と落書きを彼らの仕事と生活に持っていた。確固たる信念は頭によって得られるが、しかし落書きは良き生活の支えがなければ得られるものではない」
「良き生活」「健康」あるいは「健康な美」を追求した益子での生活は、我々に立ち戻るべき生きる原点、生活の原点を今一度考える切っ掛けを提示してくれたようだ。
陶芸作品を中心に、食卓の再現展示、衣類、手紙等の身の回りの品々を集め展示した、工芸と生活の結びつきを再検証した展覧会です。(チラシの解説を参考にしました)
展覧会の構成。
1、濱田庄司とイギリス
2、濱田庄司のモダニズム
3、濱田家の食卓
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