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2011.09.24

開窯300年 マイセン 西洋磁器の誕生

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町田市立博物館で9月25日まで開催されています。
この展覧会は4か所を巡回しています。
昨年10月~12月にかけて大倉集古館でも開催されました。

下記にHPの解説を引用させて頂きます。

ヨーロッパで最初の磁器を誕生させた名高いマイセン王立磁器製作所は、ドイツのザクセン選帝侯アウグスト強王がその壮大な夢を実現させるために1710年に創設しました。いわば「王の器」として誕生したのです。この時期に創出された器の形や文様装飾は、その後のマイセン窯のみならず、各地に開窯されたヨーロッパ諸窯のスタイルの基となりました。本展は創立300年にふさわしく、最初期18世紀の作品約200点を展示し、そのオリジナリティや当時の歴史的背景を紹介します。
 天才絵付師ヘロルトや調塑家ケンドラーが生み出した個性的で豪奢な作品群、ヨーロッパが憧れた中国や日本の当時を驚異的な力量で再現した東洋風磁器の数々、宮廷文化を映し出したロココ的な華やかさにあふれる磁器人形やティーサーヴィスなどをつうじて、今まで紹介されることの少なかったマイセンの草創期の魅力をお楽しみいただきます。

展覧会の構成は以下の通りです。
1章 初期作品:J.G.ヘロルトの世界
2章 東洋への憧れ
3章 フィギュア(磁器人形)は踊る
4章 サーヴィスの世界

あまり広くない館内のショーケースにびっしり素晴らしい作品が並べられています。
あの透明感のある白色に、染付草花文、天使図、赤紫彩印度の花文、セピア彩金彩花卉文、朱彩金彩花卉文。
想像してみてください、何か見ているうちにワクワクしてきます。
染付麦わら文ホットチョコレートポットなんかは見事な東洋、西洋の融合、色絵金彩貼花スノーボールのティーサービスセットの豪華絢爛に感服。
言葉だけでは伝えられませんね・・・・・

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色絵金彩人物文鉢 1723、24年

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色絵金彩人物文ティーポット 1723年頃


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色絵金彩岩牡丹紋双耳蓋物 1750年頃

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赤紫地色絵金彩花卉文ティーサービス 1750年頃

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色絵ワトー風緑彩風景人物文皿 1745年頃

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