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2011.08.25

レオ・ルビンファイン 傷ついた街

Rubinnfain
この展覧会は、東京国立近代美術館ギャラリー4で10月23日まで開催されています。
常設展入場で見られます。

9.11アメリカ同時多発テロ事件が起こった、数日前に世界貿易センタービルからわずか2ブロックしか離れていない新居に引っ越したばかりのl写真家レオ・ルビンファインは、この事件を間近で体験しました。渦中にいた彼はニューヨークの一連の事態そのものにはカメラを向けなかったが、9.11テロ事件の与えた心理的な傷を世界各地の都市で街をいきかうひとの顔を撮るをとることで見つめようとしました。

リーフレットにある写真集「傷ついた街」からの引用をを以下に

「しかしどの顔も、一心に見つめれば、何かに属した存在などではない。世界に一人しか存在しない「彼」か「彼女」なのだ。そして、彼または彼女ならではの重さの悲しみも、美も、醜さも、知恵も持っているはずだ。もしそれが見えれば、本当に見えれば、限りなく小さいけれども、けっして消えることのない大切な真実、宝石のよいな真実を得ることが出来るかもしれない・・・・・・」

ストリートスナップがただ吊り下げれれているだけの写真展です、直接的に何かを訴えてはきません、多分。
写し撮られた世界各地の都市で行きかう人々の表情に何を思うかは鑑賞者夫々の経験、今現在の立ち位置によるのかもしれません。東京サリン事件、3.11大震災、さらに遡って....我々は私は何を学んで、何を忘れてしまったのか?少しの時間立ち止まって考えてみよう、そんな思いにさせてくれる展覧会です。

以下の画像はリーフレットからです。
Rubinnfain1
マドリッド 2004年、ベラスケス通り スペイン

Rubinnfain2
イスタンブール 2004年、タクシム広場 トルコ 

Rubinnfain3
モスクワ 2003年、アホートヌイ・リャト ロシア

Rubinnfain4
ニューヨーク、2004年、エンパイアステートビル アメリカ

Kizutuita1


Kizutuita2


Kizutuita3


Kizutuita4


Kizutuita5


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