日本橋架橋100年記念特別展 日本美術にみる橋ものがたり-天橋立から日本橋まで-
三井記念美術館で9月4日まで開催。
例によって大幅な展示替えがありますので、HPで確認してから出かけた方が良いですよ。
「国宝 天橋立図 雪舟筆」を観るため、展示期間ぎりぎりに行ってきた展覧会です。(7月)
平成18年に開館した三井記念美術館の開館記念展Ⅱとして「日本橋絵巻」展が開催されましたが、今回は美術品に描かれ、デザインされた橋に視点を広げて古来より抱いてきた橋に対しての思いや文化的な意味を考察しての展覧会です。
橋に対する思いって(思い出って)夫々持っていますよね。
この展覧会、そんな事を思いながら観てきました。記紀に始まり、あらゆる物語、和歌、謡曲、現代でも橋のタイトルを付けた映画、小説、歌は多いですよね。
橋を渡ると言うイメージから、また、橋をかけると言う意味からいろいろな発想が生まれ作品に表現されてきたんですね。工芸品、屏風、版画、浮世絵、水墨画、巻物、軸物、拓本、そして擬宝珠も展示されています。あらためて、橋に思いを馳せる、そんな時間があっても良いかもしれんせんよ。
展示構成は以下の通りです。
展示室1、2 「工芸に見る 橋の意匠」
展示室3(如庵ケース) 「橋にちなんだ茶道具取り合わせ」
展示室4 「神仏の橋、名所・文学の橋」
〈神仏の橋−天界・浄土とこの世の架け橋−〉
〈神仏の橋−聖俗境界の橋−〉
〈名所・文学の橋〉
展示室5 「諸国の橋」
展示室6 「橋の番付 日本大橋尽くし」
展示室7 「京の橋・江戸の橋」
〈京の橋〉
〈江戸の橋〉
志野茶碗 銘 橋姫 桃山時代 東京国立博物館蔵
八橋蒔絵硯箱 桃山時代 サントリー美術館蔵
国宝 天橋立図 雪舟筆 室町時代 京都国立博物館蔵(7月21日までの展示)
重要文化財 東照社縁起絵巻第三巻(部分) 狩野探幽筆 江戸時代 日光東照宮蔵(8月7日までの展示)
洛中洛外図屏風(部分) 江戸時代 国立歴史民族博物館蔵(8月7日まで展示)
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