« 長倉洋海写真展 北の島 南の島 | トップページ | 映画(DVD) セラフィーヌの庭 »

2011.07.06

フランスの詩と版画 ひびきあう魂の航跡

Hanngasitira
町田市立国際版画美術館で8月7日まで開催。


フランス詩の素養の無さに歯がゆい思いで見てきました。
でも、版画自体楽しめますし、詩にインスピレーションを得て、どの様に挿絵にまた版画作品に反映したのか、思いを巡らしてみるのも面白いかと。
更にこの美術館は常設展示も充実してますよね。
同時開催されているのは、
シリーズ<現代の作家> 長谷川潔(67点展示)
素朴な美―フランスの民衆版画(50点)
こちらも楽しめますよ。


以下に、展示作品の概要を記してみました。
詩に寄せる思い、そして版画作家はどの様に作品に反映させた興味は尽きないのですが、観る人によって、感想はかなり異なるのかもしれませんね。
1、モーリス・ドニ『叡智』
  詩:ポール・ベルレーヌ
Hanngasi0001doni
  モーリス・ドニ『叡智』より1911年小口木版

2、『アルチュ-ル・ランボー』
  ※9人の美術家による版画作品
  Hanngasi0001pikaso
  パブロ・ピカソ「アルチュ-ル・ランボー」1960年リトグラフ

3、マッタ
  『地獄の季節』
  詩:アルチュ-ル・ランボー
Hanngasi0001mata
  マッタ  『地獄の季節』 より「僕はさまざまな眩暈を定着した」1978年銅版

4、柄澤斎
  肖像Ⅳアルチュ-ル・ランボー

5、サルバドール・ダリ
  『マルドロールの歌』(全42点より)
Hanngasi0001dari
  サルバドール・ダリ『マルドロールの歌』より1934年、銅版

6、ハンス・ベルナール
  『ポエジー』

7、ベルナール・ビュフェ
  『マルドロールの歌』

8、柄澤斎
  肖像ⅩⅤⅢイジドール・デュカス

9、ジョルジュ・ルオー
  『受難』
  詩:アンドレ・シュアレス
  
10、ジョルジュ・ルオー
  『(悪の華)のため版刻された14図』
  詩:シャルル・ボードレール
Imgb289
  ジョルジュ・ルオー「横向きの裸婦」『<悪の華>のために版刻された14図』 1966年刊 銅版


11、柄澤斎
  肖像Ⅶシャルル・ボードレール

12、ジャン・アルプ
  『囲われた太陽』より
  詩:ジャン・アルプ
Hanngasi0001arupu
  ジャン・アルプ  『囲われた太陽』より1966年、木版

13、パトリック・コールフィールド『ジュール・ラフォルグの詩』
  詩:ジュール・ラフォルグ

14、マルク・シャガール
  「以心伝心」より
  詩:ルイ・アラゴン
Hanngasi0001syagaru
  マルク・シャガール「以心伝心」より1,976年銅版

15、エクトール・ソニエ
  『鏡』
  詩:ロベール・マルトー

16、山本正文
  『未完の薔薇園』
  詩:ミシェール・ビュトール

17、山本正文
  『夕暮れの道を横切る柵-二十九と一つの石』
  詩:イブ・ポンヌフア


|

« 長倉洋海写真展 北の島 南の島 | トップページ | 映画(DVD) セラフィーヌの庭 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: フランスの詩と版画 ひびきあう魂の航跡:

« 長倉洋海写真展 北の島 南の島 | トップページ | 映画(DVD) セラフィーヌの庭 »