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2011.07.09

映画(DVD) セラフィーヌの庭

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この映画、昨年予告を観て絶対見る、と決めていたのに....忘れていました。
何時もの事?
TUTAYAに行ったら一本だけ置いてありました。
もう、直ぐ借りてきて見ました。

自然の風景が綺麗に埋め込まれているし、セラフィーヌ役のヨランド・モローがとても良い。
何か...切なくなる映画。

製作年 2008年
製作国 フランス=ベルギー=ドイツ
配給 アルシネテラン
上映時間 126分

監督 マーティン・プロボスト
出演 ヨランド・モロー (セラフィーヌ)
ウルトリッヒ・トゥクール (ルーデ)
アンヌ・ベネント (アンヌ・マリー)

 1912年、フランス・パリ郊外の緑豊かなサンリス。学もなく身寄りもない、セラフィーヌは家政婦として働きながら、部屋にこもって黙々と絵を描いる。草木と話したり、自然が大切な相手。
ある日、彼女が家政婦として働く家に、ドイツ人画商ヴィルヘルム・ウーデとその妹アンヌ・マリーが間借り人として引っ越してくる。
 その家の女主人が、食事会を開き、ウーデも同席する、芸術愛好家たちの話にうんざりのウーデは、退席しようとした時、部屋の片隅に置かれたセラフィーヌの絵を観て興味を示す。
彼はセラフィーヌに家政婦などしていないで、描くことを強く勧める。
半信半疑のセラフィーヌにウーデは、援助を申し出る。
セラフィーヌは画材を自由に購入しながら、作品を次々に完成させてく。
しかし、1914年、第一次世界大戦が始まり、敵国の人となったウーデはフランスから逃避せざるを得なくなる。

終戦後1927年。ウーデはフランスに戻る。
セラフィーヌの事は忘れかけていた、そんなある日、新聞にサンリス市役所で展覧会が開かれるという記事を見つける。もしかしてと思って観に行くと、セラフィーヌの大作が展示されていた。ウーデは彼女のアパートを訪ね、進化した彼女の絵を褒め、再び援助を約束する。
彼女は、援助を当てに、広い部屋を借り、家財を買い集め、浪費を繰り返す。しかし、1929年、世界は大恐慌へ落ち入り、ウーデも資金繰りがうまくいかなくなり、浪費を繰り返すセラフィーヌを見かねて、援助の中止と個展の延期を伝える事になる。セラフィーヌは激しく動揺し、援助と個展の開催を執拗に迫るがウーデにはどうする事も出来なかった。セラフィーヌの心はしだいに壊れていく。そしてある日、彼女はある行動にでる....心壊れたセラフィーヌは療養所で生活することになる。ウーデは、作品が売れた事を伝えに病院を訪れるが、気持ちを繋げる事は、もう出来なくなっていた。そしてラストシーン.....この映像が秀逸。

セラフィーヌの絵画は日本では世田谷美術館に1点だけあるそうです。
映画公開を機に、昨年公開されたようですが、こちらも見逃してしまいました?記憶に無いだけなのかなー、残念。
良い映画ですよ。

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