トリック映画の前衛 カレル・ゼマン展
この展覧会は、チョット時間の余裕を持って行った方が良いかもしれません。
まず、予備知識を松濤美術館のHP解説から。
カレル・ゼマン(Karel Zeman 1910-1989)は、人形アニメーションや絵本で人気の高いイジー・トゥルンカ(1912-1969)と並ぶチェコ・アニメーションを創設した、代表的作家のひとりです。ゼマンは第二次世界大戦中、チェコ・アニメーションの発祥地・ズリーンを拠点に制作を開始しました。そして、ジュール・ヴェルヌの原作をもとに、銅版画から着想した斬新な映像を展開した『悪魔の発明』をはじめ、切り紙やガラスなどを使いさまざまな工夫をこらした映像を作り出し、トリック映画の巨匠となったのです。
本展は、ゼマンの創作活動の全容をたどろうとする、日本で初めての回顧展です。ご遺族が所有されている映画の原画や使用された人形とともに、制作過程の一端を知ることができる貴重な資料や絵コンテなどを展示いたします。
展示会場では、作品の上映もあります、というよりこちらがメインかもしれませんよ、地下1階展示会場では、短編の立ち見。2階ロビーでは長編の上映が行われています。こちらは椅子席もあるのですが、松濤美術館行った事のある方はご存知と思いますがあまり広くありません。私が行った日は座ってゆっくり見る事が出来ましたが、少しでも混んでくると、立ち見になるでしょうね。座れても前の方と重なってしまうと、見づらいですよ。
私は、地下一階の短編、2階展示会場の短編そして14:30からの『長編「悪魔の発明」1958年 特撮アニメーション カラー 81分』を見てきました。面白かったですよ。全部見るとなると半日がかりですからね、他の美術館との掛け持ちはキツイかもしれませんね。
懐かしさと、何故か新鮮さとがないまぜになって、良いですよこの企画展、時間が許せば、混まなければ『長編「ホンジークとマジェンカ」1980年 切り紙アニメーション カラー 67分』を観にもう一度行こうかな、と思っています。
上映作品は以下です。(必ずHPでも確認してくださいね)
地下1階展示会場(毎日上映)
短編「クリスマスの夢」(11分)1945年
「プロコウク氏 映画製作の巻」(8分)1947-59年
長編抜粋「悪魔の発明」(5分程度)
2階ロビー
(美術映画会開催日はいずれか1本の上映)
12:30~長編「ホンジークとマジェンカ」1980年 切り紙アニメーション カラー 67分
14:30~長編「悪魔の発明」1958年 特撮アニメーション カラー 81分
以下の画像はチラシからです。
「鳥の島の財宝」人形 1952年
「ホンジークとマジェンカ」撮影素材 1980年
「ホンジークとマジェンカ」撮影素材 1980年
澁谷区立松濤美術館で7月24日まで開催。
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コメント
美輪さんコメントを頂き有難うございます。
私も先週澁谷に行ったので。ついでにもう一回見てこようかなと思ったのですけど、時間が押して、間に合いませんでした。デジタルアニメに慣れているとアナログアニメを観ると新鮮に感じてしまいますよね。楽しい企画展ですよね。
投稿: 美輪さんへ | 2011.07.05 09:31
昨日行ってきました。キャラクターが可愛いいのと、技法が斬新なのとでとても楽しめました。日曜日だったから子供連れの方も何人かいましたが、アレなら親子共々楽しく観賞できますね。それにしてもあの内容で入館料300円は本当にお得ですよね。
投稿: 美輪 | 2011.07.04 08:00
美輪さんコメントを頂き有難うございます。
この展覧会楽しめますよ、きっと。美術映画開催日もありますので....混まないことを祈ります。
6月25日(土)午後2時~ 長編『悪魔の発明』1958年 特撮アニメーション カラー 81分
7月10日(日)午後2時~ 長編『ホンジークとマジェンカ』1980年 切り紙アニメーション カラー 67分
投稿: 美輪さんへ | 2011.06.23 10:26
私もちょっと気になっていて、行く予定です。楽しそう。
投稿: 美輪 | 2011.06.22 08:38