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2011.05.16

地球の上に生きる2011 DAYS JAPAN フォトジャーナリズム写真展

この写真展も7回目になります。
メジャーのテレビ、新聞にだけを情報源にしていると、思考がステレオタイプになってしまいそうです。
フォトジャーナリズムは、ある種の危険性も含んでいるものの、世界の今を教えてくれます。

展示されている現実は、我々自身3.11震災で思い知らされたように、決して他人事ではないのですよね。
地震、洪水、戦禍、地域紛争、貧困、差別。
少なくとも、選挙権を得て、社会を変える選択肢を与えられた人間は、その結果としての、社会の現実にも責任を負はなければならないのですよね。
自戒を込めて。
忸怩たる思いを抱きながら、せめて現実を少しでも見つめていこうと思いながら、この写真展も見続けています。

以下に、今回の受賞作のほんの一部を.....。

大賞受賞
ヤン・タゴのハイチ地震の痛手

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2010年1月12日に発生したハイチ大地震。
100万人以上の人々が家を失い、震災後、親族の遺体を探しまわる中、飢えと乾きの中、絶望に追い込まれた人々は略奪を始めた、警官は警告弾を発射し、少女は撃たれて死んだ。

3位
アンドリース・ラティーフ
パキスタンの洪水
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食糧配給用のヘリの機体に手を伸ばす孤立した被災者たち。
(2010年7月パキスタン大洪水)

審査員特別賞
グレッグ・コンスタンティン
行き場のない亡命
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雨曝しになる、病を患うロンヒギャの女性。2009年7月
ロンヒギャはビルマ西部に住むイスラム教少数民族。
1982年にコミュニティ全体が市民権を剥奪され無国籍。
宗教的迫害を受けていて身動きできない。

以上は全て、DAYS JAPAN 5月号からです。
写真展では、東日本大震災のモノクロ写真も展示されています。
そして、この号では、福島原発についての政府、行政、所謂原発専門家、報道姿勢の欺瞞を暴いています。
私には、真偽の程を確認する手段はないのですが、このような発言も必要だと思っています。
本屋さんにも、図書館にも置いてあるはずですので、一読もよいかと...。

写真展は新宿のコニカミノルタプラザで5月18日まで開催されています。
Days2011

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