日野原重明さんの言葉
朝日新聞4月11日夕刊記事からです。
「死別の悲しみ 寄り添う本 日野原さん3冊を推薦」
という記事から引用します。
『愛する人を亡くした時』
日野原さん監訳(E・A・グロルマン編著、松田敬一訳)
(春秋社)
本書は死別の喪失感をこのように表現しています。
愛児を失うと、親は人生の希望を奪われる
配偶者が亡くなると、ともに生きていくべき現在を失う
親が無くなると、人は過去を失う
友人が亡くなると、人は自分の一部を失う
日野原さんは言います。
「これほどの悲しみは言葉では癒せない。当人が独りで耐えるしかありません。でも周囲はその人がもたれる柱にはなれる。同情ではなく共感を持って、一緒に悲しむことです。言葉ではなく手のひらで触れ、そばにいる事を伝える、手のタッチは心へのタッチになる」
以下、2冊の紹介記事もあります。
東京大学医学部解剖学教授 細川宏さんの遺稿集
『詩集 病者・花』(現代社)
『すばらしい悲しみ』
(G・E・ウエストバーグ著、水澤都加佐、水澤寧共訳)
(地引網出版)
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