錦絵の黄金時代 清長、歌麿、写楽 ボストン美術館 浮世絵 名品展
江戸東京博物館で2008年に開催された「ボストン美術館 浮世絵 名品展」は浮世絵初期から幕末までを網羅した展覧会でした。この時も大混雑のなか鑑賞した記憶があります。
山種美術館、今回の展覧会も同名ですが、清長、歌麿、写楽に焦点を絞っての企画展です。
混んでますので、体力を蓄えて、チョット無作法な方にもイラつかないで......楽しみたいですよね。
チョット室内の温度が高め?私はシャツ一枚で腕まくり、服装にも配慮が必要ですよね。
私、写楽はあまり....なのですが、清長、歌麿の美人画と聞いたら見逃すわけにはいきません。
清長、歌麿の作品がこれだけまとまって見られる機会は滅多にないかもしれませんよ。
あっ、あれ、こんな作品もあるんだ.....
発色も良いし、三枚続の作品も沢山あって絢爛豪華、予想以上の素晴らしさです。
会場の解説にもありますが、清長が鳥居派四代目を襲名後、美人画から離れ、そして歌麿美人画の登場ですよね。
清長の八等身美人、歌麿の大首絵美人、良いですね...勿論、歌麿の八等身美人も。
ある意味とても分かりやすい展示、版元なんかも気にしながら見ると、いっそう楽しめるかもしれませんよ。
以下の章に分けての展示です。
第一章 鳥居清長
第二章 喜多川歌麿
第三章 東洲斎写楽
第四章 黄金期の三代絵師をとりまく大家たち
第五章 版元と肉筆画
以下は図録から
鳥居清長《美南見十二候》九月
鳥居清長《三代目沢村宗十郎の頼朝 山下万菊の政子 中村里好の清瀧》
鳥居清長《子宝五節遊》 端午
喜多川歌麿《江戸高名美人《高しまおひさ》
喜多川歌麿《千代鶴》
喜多川歌麿《夏衣裳当世美人 伊豆蔵仕入のもやう向キ》
東洲斎写楽《四代目岩半四朗の乳入重の井》
東洲斎写楽《二代目嵐龍蔵の大伴山主》
チラシ
山種美術館で4月17日迄開催されています。
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