フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展
シュテーデル美術館所蔵品の展覧会です。
勿論、目玉はフェルメールの《地理学者》ですよね。
私が行った日、地理学者が展示されているコーナーに直行しましたが、観ている方は3人(入口付近は列を作っていましたが....)ゆっくり鑑賞できました、解説ビデオ、縁りの品の展示で盛り上げていました。フェルメールの作品は大きくありません、私は単眼鏡持参で、隅々まで鑑賞、正解でした。
このような人気?企画展は早い者勝ち、後々混雑必定ですからね。
それにしても、重量感たっぷりの作品群、飽きることなく堪能できました。
フェルメールの光の表現は、他の作品に比べても特筆に値しますし、個性的ですよね。
窓からの直接の光と壁に当たる柔らかな光。計算されつくした表現ですよね。
ヨハネス・フェルメール《地理学者》
行かれる方は、一点一点じっくり時間をかけて、観てきてくださいね、ただし、ならんでる方への配慮も必要ですよね、難しいところです。
次のカテゴリーに分けての展示です。
歴史と寓意画
肖像画
風俗がと室内画
静物画
地誌と風景画
以下、私が気に入った作品を図録から.....
まあ、展示作品全点が素晴らしいと言っても過言ではないと思いますが....
時代背景と、寓意、ヴェニタス(虚栄)鑑賞の上で頭に入れておくと良いかもしれませんね。
ペーテル・パウル・ルーベンス、ヤンブックホルスト《竪琴を弾くダヴィデ王》
レンブラント・ファン・レイン《サウル王の前で竪琴を弾くダヴィデ》
レンブラント・ファン・レイン《マールトヘン・ファン・ビルダーベークの肖像》
ヨハネス・フェルスブロンク《椅子に座る女性の肖像》
ヘラルト・テル・ボルヒ《ワイングラスを持つ婦人》
ヘリット・ダウ《夕食の食卓を片づける女性》
アブラハム・ミフノン《合金盆の上の果物とワイングラス》
ハルメン・ルーディング《苺の入った中国製の陶器とレーマーグラスのある静物》
ヤーコブ・ファン・ロイスダール《滝のある森の風景と接近する嵐》
チラシ
Bunkamuraザ・ミュージアムで5月22日まで開催。
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