シュルレアリスム展-パリ、ポンピドゥセンター所蔵品作品による-
この展覧会の以下の、構成から想像してみてください。
この文面で、直ぐに作品が脳裏に浮かんでくる方は、専門に勉強された方か、よほど好きな方ではないでしょうか?
私は全然です。
そんな私ですが、観に行って良かったと思いますいよ、これだけ体系的に分かりやすく(作品そのものを理解したか否かは別として)見せてくれると納得です。
Ⅰダダからシュルレアリスムへ1919~1924
ダダ
Ⅱある宣言からもう一つの宣言へ1924~1929
シュルレアリスム
内的なモデル
甘美な死骸
自動記述(オートマティスム)
Ⅲ不穏な時代1929~1939
偏執狂的=批判的
侮辱された絵画
シュルレアリスムのオブジェ
供犠
欲望
神話学
Ⅳ亡命中のシュルレアイスム1939~1946
Ⅴ最後のきらめき1946~1966
透明な巨人
神話
アンフォルメル、タシスム
時代背景として以下の項目を頭に入れておくと良いかもしれません。
(私の個人的な思いですが.......)
激動、大変革の時代ですよね。
芸術運動の流れも、この時代を反映しながら、40年以上に渡り、一大エポックを形成してきたわけです。
フロイトの夢判断(1900年)
第一次世界大戦(1914年 - 1918年)
アインシュタインの特殊相対性理論(1915年 - 1916年)発表
ブルドンの「シュルレアリスム宣言」刊行(1924年)
第二次世界大戦(1939年 - 1945年)
大正時代( 1912 ~1925)
昭和時代(1926~ 1988)
想像力をたくましくして、作品と会話するのも楽しいですよ、私は3~4時間かけて、首を捻りながら鑑賞してきました。
絵画、立体作品、映画、オブジェ、素描作品170点、資料120点の展示です。
国立新美術館で5月9日迄開催。
私が観に行った日、2Fで開催されていた文化庁メディア祭の方が断然混んでいた、チョット気になりました。
図録の解説は助かる。
ジョルジョ・デ・キリコ《ギョーム・アポリネールの予兆的肖像》
フランシス・ピカビア《スフィンクス》
アンドレ・マッソン《迷宮》
ジョアン・ミロ《シエスタ》
ルネ・マグリッド《赤いモデル》
アルベルト・ジャコメッティ《テーブル》
ジャクソン・ポロック《月の女が円を切る》
サルバドール・ダリ《部分的幻覚:ピアノに出現したレーニンの六つの幻影》
チラシ表紙1
チラシ表紙2
画像は全てチラシからの引用です。
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