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2011.02.17

日独交流150周年記念・国立マイセン磁器美術館所蔵 マイセン磁器の300年

陶器、磁器という括りで言うと、柿右衛門様式、楽焼が圧倒的に好きなのですけど、鍋島、志野も大好きです。
京焼き、仁清の雅も嫌味がなく良いですよね。
あれ.......矢張り良いものは良いんですよね。

「白い金」と称された磁器を作ろうと、「アウグスト強王」は、錬金術師ベトガーに東洋磁器に匹敵する本格的な磁器(硬質磁器)の製法解明を命じます。1708年にドレスデンで焼成に成功し、1710年にはヨーロッパ初の硬質磁器窯がマイセンに開かれ、西洋磁器が誕生しました。

模造から始 まった磁器は、時代の変遷、生活様式に従って、フォルム、模様共に変化を遂げていきます。
アウグスト強王は東洋の高価な舶来品とマイセン磁器で埋め尽くす「日本宮」を計画します。
そして、豪華さを競うテーブル装飾や食器の分野にも次第に磁器が導入され、テーブル装飾に始まった小型の立像(フィギュリン)が一層あでやかさを印象ずけます。

(このコーナーあたりになると私は、違和感を盛んに感じるようになりました。)

時代は移り、産業革命による技術の進歩と、出現する裕福な市民層により豪奢な金彩装飾飾や大作が出現します。

(この大作、金彩装飾になると、もう私はついていけません)

そして近代のアール・ヌーヴォー、アール・デコ時代作品のコーナーに移動すると、新鮮なフォルム、彩色に私の気持ちは落ち着きを取り戻しました。

柿右衛門様式を下敷きに、西洋風に模様を替えた作品あたりが、私のお気に入りです。
(以上は、この展覧会解説の一部を引用しています)

以下、この展覧会の構成です。

第1章 西洋磁器の創成期
第2章 王の夢、貴族の雅
第3章 市民階級の台頭と万国博覧会
第4章 モダニズムの時代 アール・ヌーヴォー、アール・デコ
第5章 創造の未来へ
第二次世界大戦終結後に東西に分断された冷戦時代、マイセンは社会主義体制下に組み込まれて再出発


サントリー美術館で下記の日程で開催されています。
2011年1月8日(土)~3月6日(日)

Maisenn0001indo
インド文様花卉文蓋付壺

Maisenn0001sunou
スノーボール貼花装飾ティーポットとカップ

Maisenn0001figyurinn
フィギュリン(猿の楽隊)

Maisenn0001tekuteru
クラテル型大壺(勝利の行進)

Maisenn0001uinngu
ウィング・パターン・セルヴィス

Maisenn

ミッドタウンのアイスリンク、まだやっているのでしょうか?
私が、この展覧会を観に行った日、帰りがけに撮った写真です。
Dsc00158


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