大正イマジュリィの世界展 デザインとイラストレーションのモダーンズ
大正という言葉を聴くと、妙に懐かしい感覚を覚えるのは、私だけでしょうか。
歴史的に、まさに転換期といえる大正時代と今現在の情況に接点があるのでしょうか?
西欧模倣そして、揺り戻し、視角は違っても開国以来、日本人が常に持ち続けてきた何かが、底流にあるのかもしれませんね。
さて、大正イマジュリィという聞きなれない表現、図録のなかの表現にもありますが「大正時代の大衆的な図像 」という感じで見ていくと納得かもしれません。
イマジュリ-について、チラシの説明には「装幀、挿絵、ポスター、絵はがき、広告、漫画など大衆的な複製としての印刷、版画の総称です」と書いてあります。
必然的に、大正時代の作家(画家、彫刻家、小説家)の事を思い浮かべながらの鑑賞になりました。
蕗谷虹児
杉浦非水
小林かいち
高畠華宵
高畠華宵
加藤まさお
橘小夢
藤島武二
竹久夢二
チラシ
澁谷区立松濤美術館で1月23日迄開催されています。
そうそう、この美術館の設計は、白井 晟一です。
汐留ミュージアムで「建築家 白井 晟一 精神と空間 展」 が開催されています、合わせてご覧になると良いかもしれませんね。
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コメント
美輪さん、コメントを頂き有難うございます。
とても充実した企画展ですよね。松濤美術館は、注目の美術館ですよ、ユニークな企画、これからもも要注意です。大正という転換期の時代、向き合った作家(美術家、小説家、詩人)の事を考えながら、見てきました、興味深々でした。
投稿: 美輪さんへ | 2011.01.18 21:35
先日行ってきました。入館料が300円なのに対し十分満足出来た展覧会でした。私の知らない大正時代の挿絵画家さんのイラストを沢山観れて良かったですし、また本の装丁の洗練されたデザインの美しさに改めてデザインというものの重要性を教えられました。松濤美術館の建物自体もとても気に入って、自分のブログにも建物も素敵だったと記載したんですが、建築家さんが設計されたモノだったんですね。納得です。
投稿: 美輪 | 2011.01.18 14:40