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2011.01.18

建築家 白井晟一 精神と空間 展

書と著作と建築模型、パース、そして設計図。これだけ書が加わる、建築家の展覧会....異例ですよね。
はっきり言って、建築家の展覧会に行って、チョットうんざりするのが建築設計図、もちろん今回も展示されていましたが....あまり気になりませんでした。

私が、最も注目したのが、実現しなかった、「原爆堂プロジェクト」どうでしょう、私には、エノラゲイときのこ雲、を象徴的に表していると思うのですが........

Genn


Genntyou


代表作とされる親和銀行本店、叶いそうもありませんが、行ってみたいですねぇ~
写真での印象ですが、すーと心が収まる、そんな場所を想像してしまします。

Sinnwa


身近なところでは、澁谷区立松濤美術館、あの場所はは大好き、あの2階のソファーに深々と座って、展示作品に囲まれて、ゆっくりするのがとでも好きです。あの空間は何度訪れても、また、と思いますよね。

私邸のビデオを観ながら、建築家の心のありどころを適格の表わしていると思いました。

氏のエッセイの朗読が聴けます。

チラシ
Sirai

パナソニック電工 汐留ミュ-ジアムで3月27日迄。


以下は、本展HPの解説です。
哲人あるいは詩人と呼ばれ、あるときは孤高あるいは異端と形容され、生前から神話化されていた建築家、白井晟一(1905-1983)。戦後日本のモダニズムの潮流からスタンスを置き、初期の木造建築から黙示的な原爆堂プロジェクト、そして代表作の親和銀行本店から以後の展開に至るまで、象徴的で物語性に満ちた形態と光に特徴づけられる独自の建築を生み出しました。同時代の建築家とは明らかに異質で、かつ高度に完成された彼の作風は、一体どこから生まれたのでしょうかー多くの分析や批判が試みられましたが、謎は謎のまま残っています。20代後半ドイツに留学した白井は、1928年から33年のヨーロッパにあって独自の教養を身につけていきます。当時世界は全体主義への流れの中にあり、近代は輝かしいものではなくなっていました。ハイデルベルク大学のヤスパースの下やベルリン大学で白井が学んだドイツ哲学は、その近代を理解し対峙する手立てとなり、加えて幼時に体験した禅と書がその独自性を肉付けしました。壮年期に入って彼は、中国の書家、顔真卿(がんしんけい)、黄庭堅(こうていけん)、米(べいふつ)を本格的に学んで書と取り組んでいます。白井晟一とは何者だったのでしょう。その建築作品や書、装丁、エッセイ、あるいは建築家としての活動を近代日本の中でどのように位置づけるべきなのでしょうか。本展は彼が遺した様々な表現を星座のように布置し、その全貌に迫ります。

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