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2010.09.26

タコ公園で

きわめて個人的な話ですみません。

子供の頃、小石を川に向かって投げて遊んでいた。
すると、鉄柵の上に当たってバウンド、川向うのアパート(今はビル、川は暗渠)の窓ガラスを割ってしまった。
怖くなった僕は、慌てて家に帰った。
それから数日、この公園には来られなかった。

この公園、私が子供のころの三~四分の一に狭められてしまった。
何か建物ができて、更に囲いが....私の思い出が切り取られてしまったような気持ちだ。

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2010.09.25

ドガ展に行った日、横浜美術館前で360°回転動画

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ドガ展

「どがてん」言葉の響きが良くないですよね。
「エドガー・ドガ展」フルネームの方が良かったかも?

国内では21年ぶりの回顧展だそうです。
ドガというと、踊り子....脳裏にへばりついていますよね。
今回も、目玉は「エトワール」
実際、目の前にすると、何とも魅力的な絵画ですよね、惚れ惚れです。
素人なのでよく分かりませんが、あの透明感は、パステル画ならではなのですかね?
油彩だと違った印象の絵画になるのかもしれません。

油彩の踊り子も良いですけど。

この展覧会では、素描作品が多く展示されています、この力量はすばらしいし、油彩、版画、彫刻までその力量の裏づけがあってこその作品なのがよくわかります。

以下の章に分けての展示です。
1章:古典主義からの出発
2章:実験と革新の時代
3章:綜合とさらなる展開
●ドガのアトリエに遺された遺品

休日の「エトワール」前、混雑するだろうな~

拙blogでは、チラシのコピーを良く引用しますが、今回も。
「一瞬の中にみる永遠の美」
エドガー・ドガ待望の大回顧展。

以下は図録から

Dogaeto
エトワール

Dog
エドモント・モルビッリ夫妻


Dogainakeba
田舎の競馬場で

Dogainakeba0001
マネとマネ夫人像
夫人の半身が何故消えている?

Dogtou
東洋風の花瓶の前の女性

Dogyu
浴盤(湯あみする女)

チラシ
Dogatira


Dogatira0001

横浜美術館で12月31日迄開催。
今年いっぱいですよね。

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2010.09.23

至高なる風景の輝きーバルビゾンからの贈りもの

雨の一日、雨音を聞きながらポケーとして過ごすのも良いかなと.....駄目でした、じれてきて。
車で府中美術館へ、走りだいたら猛烈な雨、いやはや....

美術館内は、空かすか、もうひとり占め状態、これは嬉しい。
開館10周年、日本近代風景画作品をコレクションの柱の一つとして収集してきた府中美術館拘りの展覧会になっています。
「バルビゾンの森に差し込む光は、夕景の美とともに武蔵野に「いのち」の輝きと光に満ちた彩の実りをもたらした。」
チラシの文言です。
バルビゾン派の絵画は、私の絵画に興味を持った原点です。
子供の頃ですが。
どうでしょう情感たっぷりに描かれた風景画に自ら溶け込んでみてください、何か切なく、また生きることの原点
みたいな、そんなことを考えてしまいます。

ミレー、ピサロ、ドービニーなどのバルビゾン派の画家に加えターナー、ルソー、クールベ、モネ、ブータン、ルノアール等々、そして、浅井 忠、高橋由一、児島善三郎、青木繁、高島野十郎他多彩な日本作家の作品展示が....。

「チケットを、栞に」と、編みひもが用意されています、これもアイデアですよね。
チラシへのこだわり、今回も良いですね。
11月23日まで開催。
すいません、なにも買ってこなかったので、画像はチラシだけです。

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2010.09.20

bloggieで撮ってみました

sonyのbloggieを買ってみたのですが、一か月以上殆んど使っていなかったので試し撮りに海に行ってきました。
何に使おうかなーまだそんな感じです。

1デジ写真おまけ
Imgp4806


Imgp4804


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2010.09.18

田中一村  新たなる全貌

時流に認められ続けることのなかった画家、そして没してからの再評価。
そんな画家の回顧展って、興味を惹かれますよね。
一村の、生涯にわたる、ほぼ時系列展示の展覧会。
明治に生まれ大正、昭和を生きた一村。
栃木、東京(芝)、千葉市、そして挫折からか?50歳なっての奄美行。
南画からの出発、戦前の風雲、23歳での作風の転機、不遇。
戦後の展覧会への挑戦、挫折。
そして、奄美へ。
新たな発見と、画風の一大転換。
まさに、一村の一村たらしめる作品の開花。
そして寓意をっ込めた最後の大作「この絵は閻魔大王への土産品」だと。
じっくり観ると、3時間はかかるかもしれません。
一村の、この規模の回顧展はこれが最後かもしれませんね。
見ごたえのある展覧会です。


東京時代、千葉時代、奄美時代の三章に分けての展示です。

TVで放送されたせいか、大変な盛況。
展覧会も終盤戦、休日は大混雑かも.......
千葉市立美術館で、9月26日まで開催。

東京時代
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玉蘭牡丹図

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艶鞠図

千葉時代
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白梅に軍鶏図

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忍冬に尾長鳥

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白い花

奄美時代
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アダンの海辺

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不喰芋と蘇鉄

チラシ
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2010.09.12

マン・レイ展 知られざる創作の秘密

意外といっては失礼かもしれませんが、意外に入りが良いという感じでした。
マン・レイはどうも....という私の感覚に変化は起きませんでした。
マン・レイの作品作成までの思考過程を読み込まないと、分からないのかもしれません。
そこまでは踏み込めない。
ソラリゼーション効果と言われても、懐かしすぎる。
これだけ膨大な作品を並べられると疲れる、焦点が絞れない。

でも、写真は良いですよね。

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キキ・ド・モンパルナス

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花を持つジュリエット
カラー写真を如何に、作り上げるか(変な言い方ですが)好例だと思いました。

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赤いアイロン

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永遠の魅力

Manreiblog
国立新美術館、9月13日で終了ですよね。

画像はチラシからです。

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2010.09.11

上村松園展

今年最も期待していた展覧会。
期待通り、素晴らしかった。
大好きな松園の作品、初期から晩年までほぼ時系列で展示されていた。
この一枚、選ぼう何度も往復、無理だった。
私の乏しい語彙の中から作品をあらわす一言を選ぼうと....「愛しい」
どうでしょうか。

以下の三章に分けての展示です。
1章 画風の模索、対象へのあたたかな眼差し
2章 情念の表出、方向性の転換へ
3章 円熟と深化

Syouenhanablog
花がたみ

Syouenbannsyuublog
晩秋

Syouenasazorablog
朝そら

Syouenmusumeblog

Syouenseisiblog
静思

Syouensyunnsyoublog
春宵

以上、図録から紹介です。
矢張り印刷物では、素晴らしさの再現は無理です。
展示順ではありません。

Syouentirasiblog


Syouentirasi0001blog

前後期で一部展示画替えがあります、ご注意を。

出入り口のベンチで、隣のおばさん。
「私が見たいと思っていた絵がなかった、展示替えでもう一度見に来るけど、また1300円払うのは納得できない、半券で提示で半額ぐらいしてくれても良いんじゃない」

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2010.09.10

オノデラユキ  写真の迷宮へ

予め仕組んだ被写体、あるいは、撮った写真を加工、組み合わせて.....
カメラを媒体として、物語のアラスジを提起、観る個々人の想像力を喚起して、物語を作らせる。
そんなイメージ。

ただただ眺めていると、何とも退屈な展覧会かもしれませんよ。
私も最初は10分で観終わるかな~と思ったのですが、意外と面白かった。

Onoyuki0001furu
古着のポートレート
曇り空を背景にまとめ買いした古着を....

Onoyuki0001ie_2
窓の外を見よ
郊外の夜の家を、巧みなマスキングで印画......切ない。

Onoyuki0001kiri
Transvest
切り抜いた印刷物にイメージした造形をオーバーラップ。

Onoyuki0001ho_2
とある謎めいた事件に取材。
このホテルの一室、その真裏(地球の裏側)の写真が添えられて....

Onoyukiblog

東京写真美術館で9月26日迄

画像はチラシから。

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