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2010.08.29

アール・ヌーヴォーのポスター芸術展

Posublog

この展覧会を見ていて、日本の上質のポスターなら負けていないと思ったのですが、まさにポスターは時代を直截的に反映していますよね。

多摩美術大学美術館は時々やっています、ポスター展、よく見に行きます。
いろいろの国のポスターはその国の国情そのものも反映していて考えさせられます。

といっても、具体的に直ぐ頭に浮かぶのはj、ミュシャ、ロートレック他数えるほどの人の作品しか思いつかないのですが。
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ロートレック   《ディヴァンジャポネ》

Myusya
ミュシャ  《メディア》


矢張りクリムトはクリムト、エゴン・シーレはエゴン・シーレですね、あたりまえか~
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エゴン・シーレ  《第49回ウィーン分離派展》

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クリムト  《第18回ウィーン分離派展》


ポスターを見ながら、その時代を思うのも楽しいですよね。

でもこのようなポスターを張る環境(街の情景)は、この日本にあるのだろうか?外国の事情はよく知りませんが。
矢張り、時代の反映としてのポスターなのですね。
松屋銀座で9月6日迄。

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2010.08.28

ハンス・コパー展

美しさ(形、色彩)の原初への遡及、その過程の作品群。
そんな感じの展覧会です。

既視感と組み合わせの意外性そんな感じもします。

戦争に翻弄された若き日々、同じ亡命者ルー・シーリーの助手としてのスタート、後年は難病との戦い、その中で紡ぎ出す様に作り続けた作品群。

死を前に、日記、手紙類の全てを焼却するように妻に言い残したハンス・コパー、そんな氏が、この作品群を残した。

そうそう、照明の工夫(有機LED等々)も話題になっていますよね。

パナソニック電工 汐留ミュージアムで9月5日まで開催されています。

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ルーシー・リー作品の展示もありました
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2010.08.22

大哺乳類展 海の仲間たち

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国立科学博物館で9月26日迄開催されています。
陸の仲間たちに引き続き好評のようですね。
だいぶ前に行ってきたのですが....
哺乳類の原初からの進化をたどります。
以下、私の、下手なスナップだけです。
展示順になっていません、順不同です。

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おまけ、屋上からスカイツリーを望む。
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2010.08.21

欣求浄土 ピュア・ランドを求めて

今年は、竜馬人気再熱ですよね。
さて、大倉コレクション仏教美術名品展
欣求浄土 ピュア・ランドを求めてに行ってきました。

チラシに使われている
冷泉為恭 山越阿弥陀図
Ookurayou

この絵、尊王攘夷派から命を狙われた冷泉為恭が隠遁中に描かれたそうです。
どのような気持ちで描いたのか?興味深々ですよね。
昔から絵師と政、切っても切れないですよね。
革命(明治維新)時代の絵師がどのように生きてきたのか、興味ありますよね。


以下、Wikipediaからの引用要約です。

狩野永泰の三男として生まれる。冷泉の姓は自らが冷泉家に無断で名乗ったもので、元は公家の出自ではない。1850年には蔵人所衆である岡田家の養嗣子となった[1][2]。後に関白・九条尚忠に仕える近侍となる。

京都所司代酒井忠義との交際などから、過激な尊王攘夷派から文久2年8月に命を狙われ、為恭は紀伊国粉河寺に逃れ、9ヶ月潜伏した。しかし尊王攘夷派の追跡は厳しく、堺から大和国、大和丹波市にある石上神宮の神宮寺である内山永久寺に逃れるが、追っ手が迫り、逃亡中、元治元年5月5日、伊賀の鍵屋の辻で、長州藩の大楽源太郎らによって捕縛されて殺害された。享年42[

その他、阿弥陀来迎図、平家納経図摸本、空也上人絵伝、羅漢図等々大倉コレクションの魅力満載、良い展覧会ですよ。
Ookurayourai
阿弥陀三尊来迎図

Ookurayoutira

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2010.08.20

アントワープ王立美術館展

考えてみると、ベルギーの美術館展って過去にも結構ありますよね。

この展覧会も、結構お勧め、空いていて涼しいし。
チラシには、アンンソールからマグリットへとあります。
どちらかというと、私はアンソールが展示されているコーナー、ここで最も時間を費やしました。
入って直ぐの.......

マグリッド、デルボーどちらも、もっとインパクトのある作品が過去観てきましたからね。
フランス絵画の流れと比較して観るのも楽しいかもしれません。

私は、アンソールの小品がとても気に入りました。
パレットナイフと筆を大胆に走らせた良い作品ですよね。

Beruanan
ジェームス。アンソール《防波堤の女》

以下の章に分けての展示です。
第1章:アカデミスム、外光主義、印象主義

第2章:象徴主義とプリミティヴィスム

第3章:ポスト・キュビスム:フランドル表現主義と抽象芸術

第4章:シュルレアリスム

東京オペラシティアートギャラリーで10月3日迄
Beruan


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2010.08.19

マザー・テレサ愛の世界展

Mazatere

生誕百周年記念の展覧会です。
日本橋三越7階ギャラリーで23日まで開催。

三十歳代後半で、わずか5ルピーだけ持って、最も貧しい人々のために奉仕することを啓示され、修道院を出たテレサ。
多難な人生から紡ぎだされた言葉、一言一言が心に沁みます。
テレサは、全ての人々にイエスをオーバーラップさせていたのではないでしょうか。
蔓延る嘘っぽい人生の対極を生きた(本当の人生(充実の人生))女性ですね。

「愛は微笑みから始まる」

これくらいならマネできるかもしれませんね。

お薦めですよ。
詳細はギャラリーのHPでご確認ください。

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2010.08.17

高島野十郎と同時代作家展

柏市民ギャラリーで、8月15日から18日という超短期間の展覧会。
その後、8月23日から9月11日まで銀座画廊に巡回です。
銀座画廊でも良かったかもしれませんが......柏に行ってきました。

三鷹での展覧会は盛況でしたよね。
昨日の会場は、時に一人ぼっちで、じっくり鑑賞できました。

高島野十郎というと蝋燭の絵が思いつきますが、細密描写された風景、静物も素晴らしいですよね。
ということで、暑いので先ずは雪景色を.....
Yayurouyuki
積もる

Yayurouyuki1
雪景

Yayurorousoku
蝋燭

Yayurorpaipu
パイプ

Yayurougozyu
法隆寺塔

Yayuroukaki

Yayurorseibutu
静物

Yayurorotuki
満月


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2010.08.13

ヴィンタートゥール展のヴュイヤール

世田谷美術館で開催されている「ザ・コレクション ヴィンタートゥール」
行ってきました。
今展はシャトルバスも運行されていますが、私はいつも通りの道順で徒歩。

秀作揃いの展覧会で大満足なのですが、私は、「Chapter:4 ナビ派から20世紀へ」の作品が大好き。
エドアール・ヴュイヤールの作品が4点何度も立ち止まって鑑賞してきました。

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エドアール・ヴュイヤール  室内、夜の効果

この空気(空間)表現が、私の視線を釘ずけにします。

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エドアール・ヴュイヤール アネット・ナンタソンと道化人形

Tvinvui22
エドアール・ヴュイヤール 釣り船

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エドアール・ヴュイヤール 窓、カレン通り

このコーナー、
マルケ(1点)の作品、ブラマンク(1点)、ドニ(1点)、ボナール(6点)の作品も良い。
そしてユトリノ(1点)の作品も今回は良かった。

オルセー美術館展のエドアール・ヴュイヤール 

Vinta


Vinta2
「ザ・コレクション ヴィンタートゥール」は10月11迄開催。
8月中に限り小・中学生無料。 


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2010.08.07

建築はどこにあるの?7つのインスタレーション展

かなり以前に行ってきたのですけれど、blogサボりっぱなし、たまにはと......
文字通り、建築はどこにあるの?
いわゆる建築展とは全く違う趣、あっさり見て回ると10分で鑑賞終了。
写真機持って床に座って、そぞろ歩いて、ゆっくり涼んできてください、楽しめると思いますよ。
東京国立近代美術館で8月8日迄開催されています。
条件付きで写真撮影可です。
以下スナップです。

伊東豊雄 《うちのうちのうち》 
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菊地宏 《ある部屋の一日》
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中山英之《草原の大きな扉》 
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中村竜治  《とうもろこし畑》
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内藤廣《赤縞》
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アトリエ・ワン 《まちあわせ》
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