世界遺産 アンコールワット展
出光美術館で開催されている「麗しのうつわ展」の帰りに行ってきたのですが。
両展とも素晴らしい企画展。
大満足で帰ってきました。
アンコールワット展は、日本橋三越7階ギャラリーで今日(18日)まで開催されていました。
2001年に上智大学アンコール遺跡国際調査団がバンテアイ・クデイ遺跡で発掘した仏像11点を含んだ60点の展示です。
最終日前日のためか、大変な混雑でした。
仏教に関しては、多少本を読んで知識はあるつもりですが、ヒンズー教はに関しては殆ど知りません。
すこし勉強しないと....と思わせてくれた展覧会。
というのも、この展覧会での(アンコールワットの)石仏の面立ちが、そんなに私の感性と違和感が無かったからでもあります。
ジャヤヴァルマン7世の尊顔(頭部)は、現在の彫刻家の作品としても違和感を感じません。
カンボジア内戦の忌まわしい歴史ばかり頭にあったのですが、この展覧会を見てとてもカンボジアという国そのものに親近感を感じてしまいました。
アンコールワットに行ってみたくなりました。
飛行機恐怖症を克服しなければ.....。
ジャヤヴァルマン7世の尊顔(頭部)
アスラ(阿修羅)を退治したナラシンハ坐像
以下にHPの解説を引用させていただきます。
「アンコール遺跡群」はカンボジア王国にある東南アジア最大規模の文化遺産で、1992年にユネスコの世界遺産にも登録されました。この文化遺産は、600年にわたる栄華の大寺院、そこにはアンコール時代に製作されたヒンドゥー教の神像や仏像が数多く安置されていました。それらの彫像は、世界の最高傑作として高い評価を得ています。アンコール王朝は、6世紀頃からクメール民族によってこの地に開かれ、ヒンドゥー教、仏教の美術が花開きました。特に9世紀に入りアンコールの地が王都になると、神々を祀る寺院が歴代の王によって数多く建立されました。この建造物の中で最も有名なものが、12世紀にスーリヤヴァルマン2世(1113~50年頃)により創建された、世界の至宝「アンコールワット」です。
本展では、プノンペン国立博物館、シハヌーク・イオン博物館から、アンコール王朝最盛期の彫像作品と民族工芸品を中心に60余点を一堂に展覧いたします。出展作品の中には、2001年に上智大学アンコール遺跡国際調査団がバンテアイ・クデイ遺跡で発掘した仏像11点が含まれ、本展最大の見どころとなっています。ほかに三島由紀夫が戯曲の題材にしたと言われる、砂岩の丸彫による大彫像「鎮座する閻魔大王ヤマ天」など、日本初公開となる圧巻な彫刻や繊細な浮き彫り作品なども多数含まれています。数々の発掘によりアンコール王朝の歴史が書き換えられたという、その至高の精華が一堂に会します。ベールにつつまれたその歴史に触れ、アンコールの遺跡に息づく神々の息吹を感じてください。
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