柴田是真の漆×絵
去年から気にかけていた展覧会に行ってきました。
三井記念美術館で2月7日まで開催されています。
江戸の粋・明治の技
エドソンコレクション初帰国!
とチラシに書いてあります。
柴田是真は幕末から明治にかけて活躍した漆芸家。
11歳で蒔絵修業を始めますが、下絵を描く画技が必要と感じて四条派にに入門、先ずは絵師として高い評価を受けます。
また、超絶技巧とも呼ぶべき漆芸技法、と粋なデザインで人気を得て、江戸随一の地位を得ます。
更に和紙に漆を用いて絵を描く「漆絵」を発展させました。
明治期は、帝皇技芸員としても活躍しました。
残念ながら、是真の作品も海外に流出して、多くの作品が海外で所有されているようです。
今回も、キャサリン&トーマス・エドソン夫妻の収集作品70点の展示コーナーがあります。
日本所有の30点を含めた100展による展覧会です。
私は、漆芸品の素晴らしさに驚嘆して帰ってきました。
だまし絵的な遊び心、意匠の面白さも是真作品の楽しさを増加させてくれます。
漆工用語解説が、会場にありました。
これが参考になる資料で、作品の理解を助けてくれます。
超一流の漆芸作品、漆絵をこれだけ見られるのはうれしい限りです。
印刷物では、意味なしです、現物を見ないとですよね。
詳し解説が三井記念美術館のHPから得られます。一読後行かれると良いと思います。
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