THE ハプスブルグ
会期末が近づいてきています。(12月14日まで)
やっといってきました。
休暇を取った木曜日、午前中、金融機関で用事を済ませた。
そして、そぼ降る雨の中、国立新美術館に到着したのは、午後一時過ぎでした。
平日でも、人でいっぱい。
平日ですから当然かもしれませんが、95パーセント以上が女性の入場者。
美術館は無視できませんよね、女性パワー。
この展覧会は、大いに期待していました。
チケットは可也以前に購入していたのですが、混む会場は嫌だったので、延び延びになっていました。
期待通りいい展覧会でした。
欧州美術の黄金期なのかもしれません。
ハプスブルグ家の六百数十年に亘る歴史。
動乱の歴史。
カトリックと、プロテスタント。
マリア・テレジアとエリザベートの物語。
私も好きな聖フランチェスコ。
フランチェスコの絵画も2点ありました。
ジュゼッペ・デ・リベーラ(スペイン)の聖痕を受けるアッシジの聖フランチェスコ。
アンソニー・ヴァン・ダイク(オランダ)の聖フランチェスコの法悦。
どちらも、素晴らしかったですね。
そして、何といっても、この展覧会。
肖像画の素晴らしさを再認識させてくれました。
いろいろな意味で、このような絵画は今後あり得ないのでしょうね。
最初のコーナー、ハプスブルグ家の肖像画。
このコーナーの作品を観に行くだけでも価値がありそうです。
オーストリア皇妃エリザベートが人気の様ですが。
あのコーナーに展示されていた作品は、全て本当にに観飽きることがなかった。
アンソニー・ヴァン・ダイク肖像画3点も、その画面から性格がにじみ出て来るようで素晴らしかった。
そして、ティツィアーノ・ヴェティツリオのイザベッラ・デスケ。
この作品に私はぞっこん。
凛とした表情と、彩色のコントラスト。
とてもよかった。
ウィーン美術史美術館、ブタペスト国立西洋美術館からの絵画75点、工芸品も含めて120点の出展。
ハプスブルグ家の肖像
イタリア絵画
ドイツ映画
工芸と武具
スペイン絵画
フランドル・オランダ絵画
のコーナーに分けて展示されています。
日本画、工芸品の特別出展もありましたが、列に並ぶのが嫌でパスしました。
雨の日、手荷物もあったので、図録は買わなかった。
作品と、印刷物の余りの落差も気になって.....
以下はチラシから
アンドレアス・メラー 11歳の女帝マリア・テレジア
フランツ・クサファーヴィンターハルター 皇妃エリザベート
ディエゴ・ベラスケス 皇太子フェリペ・プロスペロ
ティッチアーノ 聖母子と聖パウロ
アルブレヒト・ヂューラー 若いベネツィア女性の肖像
| 固定リンク
コメント
美輪さん、コメントを頂きありがとうゴアいます。
いい展覧会でしたよね。
肖像画の素晴らしさを再認識しました。
クラナッハの「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」は斬新な画法で、印象的でした。
いい展覧会を沢山見たいですね。
投稿: 美輪さんへ | 2009.12.06 05:49
私もだいぶ前に平日に行ってきました。私も一番最初の展示のコーナーが一番良かったです。エリザベートとマリアは勿論の事ですが、鈴を沢山つけた皇太子様も可愛かった。それから別のコーナーだったけれどサロメの絵もお気に入りです。
投稿: 美輪 | 2009.12.05 12:55