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2009.12.28

平木コレクションのすべて 浮世絵百華-後期-

Ukiyoehyakablog_2


私が行ってきた、今年最後の展覧会になると思います。
渋谷、新宿と回ってきてのですが、街は大混雑。

前期は「これぞ浮世絵」というタイトルで、ひたすら秀品が展示されていて、本当にうれしくなってしまいました。
後期は、「浮世絵とは何であったのか」というタイトルです。
浮世絵といえば、名品のほとんどが海外に流失し、その豊な芸術性が、逆輸入された経緯があります。
そこで、後期は、「浮世絵は日用品であった」という観点から、浮世絵の再検証をしています。
私は、美術の解説書の類は、ほとんど読まず、ただ好きで展覧会を見て回っているだけなのですが。
展覧会場の、解説を読みながら、「ふむ、ふむ、そうか、そうか」と浮世絵の基本を再認識できました。
構成は以下の通り。

1、錦絵という事件
2、時代の中の浮世絵
3、浮世絵という情報媒体 浮世絵の情報回路
4、生活の諸相と浮世絵

勿論作品そのものにもいいものがありました。
私のお気に入りは....
松栄斉長喜 女房気取りの女
喜多川歌麿 目出度三幅對 兄弟睦敷圖
喜多川歌麿 青樓十二時 續 巳 刻
一筆斉文調 二代目市川高麗蔵の物草太郎

図録貸し出し中のため画像なしです。

この展覧会は、たばこと塩の博物館で、1月11日まで開催されています。

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