生誕120年 野島康三(のじまやすぞう) 肖像の核心展
朝日と産経新聞の文化欄で、とりあげていました。
私は10月の初めに観てきたのですけれど。
松濤美術館で11月15日まで開催さrています。
写真と言う手段を使ってひとつの作品を作り上げる喜び、そんなことを感じさせてくれる展覧会。
ゴム印画、ブロムオイル、銀塩プリント。
若いころ、私も暗室作業をしていました。
フィルムを現像し、自宅の窓を暗幕で塞いだ簡易暗室で印画紙に露光....現像液に徐々に浮かんでくる
被写体....写真を作り上げていくという実感のようなものがありました。
今はデジカメで、一時間の数百枚撮って、「かなりのブレブレ、あっ!!これっていいかも」という感じ。
進歩も何もない。これも楽しいのですが。
日本の近代を代表する写真家 野島康三(1889年~1964年)。
大学在学中に写真に興味を抱き、東京写真研究会などで作品の発表を始め、頭角をあらわした野島は
日本写真会の同人として活躍し、国画会写真部の創設に参加する(1939年)
そして、中山岩田、木村伊兵衛とともに「光画」を主宰します。新しい写真を追求しつずけた野島の仕事を作品約150点と文化人たちの書簡や記録写真など豊富な資料とあわせて紹介しています。
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