国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア
会期は、6月7日まで、そろそろ行かないと、ということで土曜日の午後、松涛美術館によってから、Bunnkamuraザ・ミュージアムに行きました。
この美術館は場所柄もあって何時も混んでいるのですが、当日はゆったり観ることができました。
楽しめましたよ。
この展覧会の目玉イワン・クラムスコイの「忘れえぬ女」は完成度が高く勿論素晴らしいのですが、私は「髪をほどいた少女」がよかった。
甲乙つけがたいのですが.....。
この展覧会の肖像画のコーナーを観ていると
「ロシアには、美男美女しかいないのか!!」と思わず叫んでしまいそうな、肖像画が並んでいました。
それにしてもテェーホフはかっこよすぎますよね。(画像はありませんが)
私は、残念ながらロシアに行ったことはないのですが、彼の地の空気、時代背景がよく伝わってきますよね。
雪景色、森、草原、トルストイ、ツルゲーネフ、チェーホフの肖像画。
以下に、展覧会の内容を。
第1章 情緒的リアリズムから社会リアリズムへ
第2章 日常の情景
第3章 リアリズムにおけるロマン主義
第4章 肖像画
第5章 外光派から印象主義へ
イワン・クラムスコイの≪忘れえぬ女≫
イワン・クラムスコイの≪髪をほどいた少女≫
ニコライ・ゲー≪文豪トルストイの肖像≫
ニコライ・カサトキン≪恋のライバル≫
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コメント
elmaさんコメントを頂き有難うございます。
>貴婦人を描いたものより、一般庶民を描いたもの、ロシアらしい風景(ロシアに見られる春夏秋冬)が良かったと思います。
同感です。
フェドート・スイチコフの「田舎の美人」なんかよかったですよね、”この日の一枚”にしたかったくらいです。
肖像画、カッコよすぎですよね。
でもよかったですよね。
風景画、その場の空気が伝わってくるような作品に魅了されました。
混雑、むしむしの会場だと楽しさ半減、ゆっくり見ることが出来て幸せでしたね。
投稿: elma さんへ | 2009.05.25 09:49
achuさん、コメントを頂き有難うございます。
>ロシア特有の空気感が伝わってくる
美しい絵が多くてステキでした。
本当にそうでしたよね。
我々の世代は、ロシアというと、ロシア革命にまつわる事柄がイメージされるのですが、achuさん世代はどうなのでしょうね。
渋谷のグリーンという喫茶店で、夜、文献読書会なんかやったり。
"ソルジェニーツィン" の本が話題になったりしました。
>「北の自然の不安定な透明感と静けさが」
良い表現ですね。
この展覧会の、ある部分を象徴するような表現ですね。
投稿: achu さんへ | 2009.05.25 09:39
makoさんのブログを拝見して、また、この展覧会に行ってみたいと思ってしまいました。そして、2度目の観覧。本日行ってきました。一服の絵に4.5人です。混んでもいなく、空いてもいなく・・・。ちょうどよい状態でしたね。
「ロシア」という言葉の響きが気にいっています。ほとんど何も知らないのですが、不思議な魅力を持っていましたね。私にとっては。文学の影響が大きいのでしょうか。
「チェーホフ」・・・ほんとうに、かっこよすぎますね。彼は本当に、女性にもてたようですね。医者であり、短編小説家。44歳にして亡くなるまで、女性の影がいつもついていたといわれます。元は、「農奴」の血を引くようですが、才能が幸いしたのか・・・。
彼の作品は、状況的に暗いものを表わしながらも、最後は、「希望」をもたらす作品がありますね。ツルゲーネフと併せて、けっこう読んだ作家ですね。
さて、本題に戻ります。この展覧会の良い絵・・・イワン・クラムスコイ《画家シーシキンの肖像》が、良かったです。また、貴婦人を描いたものより、一般庶民を描いたもの、ロシアらしい風景(ロシアに見られる春夏秋冬)が良かったと思います。
投稿: elma | 2009.05.23 21:38
makoさん、こんにちは☆
「国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア」、
私は5月19日(火)に行ってきました。
「9月の雪」とか「3月の光」など、
ロシア特有の空気感が伝わってくる
美しい絵が多くてステキでした。
何かの絵の解説に
「北の自然の不安定な透明感と静けさが
表現されている」という文があり、
それがとても印象に残りました。
それにしても、ニコライ・カサトキンの
絵のタイトルは何故に≪恋のライバル>>
なんでしょうね??
投稿: achu | 2009.05.23 15:31