台湾の心・台湾の情 廖修平(りょうしゅうへい)・江明賢(こうめいけん)二人展
Bunkamuraザ・ミュージアムに行くついでといっては失礼ですが、私の好きな松涛美術館に寄ってきました。
5月17日までの開催です。
30年ほど前に、台湾一人旅をしてきました。
当時、いろいろなことが重なって....。
3週間、目的もなく歩いて回りました。
飛行機嫌いの私には、珍しいことなのですが。
そんなこともあって、覗いてみるかなと....。
江明賢の作品は伝統的水墨画と西洋の美学、素描、水彩を取り入れた新たな領域を確立された画家だそうです。私には、どのように評価して良いのかわかりませんが、伝統と今現在を融合させる試みは十分理解できますし、新鮮なイメージを持ちました。
それにしても、3週間程度の異国への旅行って、意味あるのだろうかと思ってしまいました。
描かれた風景、殆ど記憶に無いのです。
矢張り目的を定めていかないと、ですね。
江明賢「総統府」
江明賢は、東京教育大学で2年間学び、後に筑波大で先生もしていらしたそうです。
チラシの解説によると、「「台湾現代版画の父」と称される氏の作品は、各種の生活用品を符合として用いることで東洋的、台湾的な精神を追求し続けています。」ということです。
この説明の通り、西洋的、日本的、台湾的要素が随所に見られ、分かりやすく楽しい作品が観られました。
チラシに使われている、描かれた手が象徴的な作品などは、メッセージ性に富んだ良い作品だと思いました。
私が一番いいと思った作品は、日正當中という作品。シルクスクリーン、コログラフによる作品ですが、
洋梨の黄色、赤いさくらんぼ、バックの白い窓扉の配色が爽やかで印象的でした。(画像なしです)
廖修平「園中雅聚#9」
画像は、チラシからです。
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