山水に遊ぶ 江戸絵画の風景250年
この土曜日に行ってきました。
前夜の酒が残っていて体が重かったのですが。
とても楽しかったですよ。
府中美術館で5月10日まで開催されています。
この展覧会は展示換えが多く、大変。
私は今回しか行けそうもありません。
若冲の作品が観られなかったのは残念ですが、満足感いっぱいの展覧会です。
絵画の中に、自分の姿を忍び込ませて.....
山水画ならではの楽しみではないでしょうか。
江ノ島を描いた作品を観ていたら、無性に海に行きたくなって、次の日、春の江ノ島に行ってしまいました。
素晴らしい作品が沢山あったのですが、私の一品はこの作品。
いくら見ていても見飽きない作品です。
ずっと居たかったのですが、借りていたDVDが溜まっていたので、仕方なく4時頃退散。
そのDVDが全てハズレ。
閉館時間までいてもよかった。
曾我蕭白≪月夜山水図屏風≫
この作品は実物を是非。
見られなかった若冲作品。
石灯籠図屏風
石峰寺図
最後にHPの解説文を引用させていただきます。
美しい山や川、湖、そして海。自然の風景は、日本美術の大きなテーマのひとつでした。やまと絵の優美な景色、あるいは、文化の源として憧れてきた中国の絵にならった、日本人にとっては空想的とも言えるような風景が、長く描かれてきました。そして江戸時代、そうした伝統が根づいていたことは言うまでもありませんが、同時に、新たな外来文化や人々の生活・思想の変化が、風景を描くことに広がりをもたらしたのです。 例えば、江戸時代中期になると、身の回りの景色が絵として楽しまれるようになりました。風景の絵に新鮮みを求める動きのひとつと言えますが、伝統的な美のかたちと融合させるための工夫は、近代の風景画とは違った魅力を生んでいます。個性を自覚し表現しようとする動きからは、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)や曾我蕭白(そがしょうはく)らのような、風景の描写に個性を託す画家が登場しました。また、作品が描かれた動機も実に色々です。自然の中での暮らしを歌い上げた絵、神仏への祈りから生まれた絵、旅の叙情や物語の情緒を味わう絵、あるいは、渡ることの叶わない異国への憧れを形にした絵。作品のひとつひとつから、「江戸時代びと」たちが風景に対して抱いた気持ちがいかに多様であったかが伝わってきます。 この展覧会では、江戸時代のさまざまな画家たちが描いた風景の絵をご覧いただきます。その表現の多彩さは、例えば、百人の画家がいれば百通りだと言ってもよいでしょう。曾我蕭白(そがしょうはく)の山水画の傑作として知られる重要文化財「月夜山水図屏風」や、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の稀少な風景画「石灯籠図屏風」をはじめ、狩野(かのう)派、やまと絵、円山四条(まるやましじょう)派、文人画、洋風画、浮世絵など、江戸絵画を代表する画家、画派の作品の勢揃いです。江戸時代の奇と迫力、そして清々しさにみちた光と空気を、ぜひ会場で体感してください。
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