近代日本画のロマン 小杉放菴と大観 ―響きあう技とこころ―
やっと昨日行ってきました。
今日(22日)が最終日ですよね。
行列に並んで鑑賞でした。
大観ですかね、放菴ですかね、皆さんのご興味は....
これだけの小杉放菴作品をまとめて観られたのはとても幸せでした。
小杉放菴、今更ですが素晴らしい画家ですね。
あのフレスコ画を思わせる作品は、よく拝見しいて、小杉放菴についての私のイメージでした。
天のうずめの命
大宰府大伴旅人卿讃酒像
私は、小品がとてもいいと思いました。
芭蕉翁
西行法師
良寛和尚
みちばたの石
屏風絵もとても素晴らしかった、図録の画像は見開きページの為、割愛です。
久しぶりに、いい展覧会、楽しめました。
金時さんもとても可愛い。
五百城文哉の作品も久しぶり。
勿論大観の作品にもいいものが....
山窓無月がよかった。
またまた、すみません。
以下は、HPから引用させていただきました。
「金太郎」「良寛和尚」など優しい画風で知られる小杉放菴(1881~1964)は、若い頃は未醒(みせい)と号したほど、酒好きで豪放磊落な洋画家でした。日光で高橋由一の門人・五百城文哉に洋画を学びますが、青雲の志おさえ難く、18歳で上京、小山正太郎の画塾・不同舎に入ります。当時、世界的に流行したフランスの画家ピュヴィス・ド・シャヴァンヌを崇拝し、シャヴァンヌに似たフレスコ画の作風で、30歳には文展で連続して最高賞を得ました。この賞をきっかけにヨーロッパに遊学しますが、パリで江戸時代の文人画の巨匠・池大雅の画帖「十便帖」の複製に自分の“帰りゆくべき道”を発見してから、次第に日本画に傾倒してゆき、昭和期には放庵(後に放菴)の画号で日本画を専ら描くようになります。洋画家としての名声をほしいままにしながらも、自分の理念にまっすぐな放菴の生き方は、日本画家・横山大観(1868~1958)をも惹き付けました。自らの画業模索の時期にあって、洋画に新境地をたのんだ大観。東洋の精神を愛した洋画家・放菴。運命的な出会いを果たした二人は、日本美術史に一大事件を起こしました。二人がたてた、日本画・洋画の区別なく研究する自由美術研究所の構想は、岡倉天心亡き後の再興日本美術院にそのまま受け継がれ、放菴を筆頭に日本美術院にはじめて洋画部門ができたのでした。
歴史上では切り離せない二人ですが、二人の交流を描いた展覧会は何故かほとんどありませんでした。放菴と初代館長、出光佐三の交友によって築かれた出光コレクションの放菴作品は、国内屈指の質・量であるだけでなく、放菴と大観が生きた激動の時代に集められたものでもあります。本展では、画技を磨きあった大正時代の二人に焦点をあて、二人の画風が近づき、また離れて、それぞれの個性が輝いて昇華してゆく美の過程を約80件の作品で紹介します。洋画と日本画の心地よいハーモニー。共に「東洋」に憧れ、日本の自然を愛した二人の心のふれあいでたどる展覧会です。
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コメント
elmaさん、コメントを頂き有難うございます。
本当のところ、そんなには期待していなかった展覧会、行ってみてびっくり。
素晴らしかったですね。
>麻紙に描かれた作品も良かったですよね。
仰る通り、今回の展覧会での私の発見の一つです。
一流は画材に徹底的にこだわりますね。
以前にも記しましたが、加山又造が使う水墨画の墨一本で200万以上だと聞いたことがあります。
人をびっくりさせちゃうのも大変な、努力とこだわりがないと駄目なんですね。
投稿: elmaさんへ | 2009.03.24 04:29
こんばんは、makoさん!
>行列に並んで鑑賞でした。
早めに出かけて、ラッキーでしたね。ちょうどよい混み具合でした。あまり、人がいないのも、人気がないのかなぁと思ってしまいますものね。
私は、初めて見学させていただき、感動しました。「できる人」って、さりげないのだなぁと思いました。基本のデッサンはしっかりできているのに、凝らずに、サラ~ッと仕上げていらっしゃる。ここに感銘を受けました。
makoさんが今回のブログで取り上げられた作品は、私も好きです。いいですね。
それから、麻紙に描かれた作品も良かったですよね。やはり、実力者の力量をしっかり見させていただいた作品でしたね。今回は、放庵に軍配をあげたいですね。
投稿: elma | 2009.03.23 21:28