三井寺展
混んでいるといやだなー、不安に思いながら日曜日の午後、思い切って出かけました。
思ったより混んでいませんでした。
とても充実した時間を過ごせました。
サントリー美術館で3月15日まで開催されています。
すいません、今日も酔っ払いですので、サントリー美術館の解説を以下に引用させていただきます。
天台宗山門派三井寺、寺門派延暦寺に度重なる焼き討ちにも拘らず、お宝を維持し続けました、 琵琶湖を望む天台寺門宗総本山(てんだいじもんしゅうそうほんざん)三井寺(みいでら)(園城寺(おんじょうじ))。白鳳時代に創建された三井寺は、平安時代9世紀に智証大師(ちしょうだいし)円珍(えんちん)が中興(ちゅうこう)して天台別院(てんだいべついん)となり、以後権門寺院として栄えました。他の寺社との抗争や戦乱に遭いながらも、そのたびに不死鳥のように蘇り、今日に多くの貴重な寺宝を伝えています。 2008年(平成20)は、智証大師円珍が密教の真髄をたずさえ唐より帰朝されて1150年、また狩野永徳の長男で三井寺の勧学院(かんがくいん)に華麗な障壁画を残した狩野光信の没後400年にあたり、これを記念して特別展を開催します。 2体の智証大師坐像や黄不動尊の画像と彫像、西国三十三所観音霊場第十四番札所の観音堂本尊など、普段拝観できない秘仏の数々、円珍ゆかりの仏教美術、新発見の平安初期の不動明王像、狩野光信筆の桃山障壁画とその関連作品など、三井寺の名宝に、関連する名品を加え、国宝・重要文化財約60件を含むおよそ180件を公開します。多彩な仏教美術と華麗な桃山絵画の織りなす三井寺の魅力をご堪能ください。
矢張り仏像の魅力、素晴らしさはなんともいえません。
本当に惚れ惚れ、今回は如意輪観音菩薩坐像に夢中、見飽きません。
この展覧会の私の一品です。
智証大師円珍の妻は、空海の姪、円仁は兄弟子です。
先日、平泉は円仁(慈覚大師)縁のお寺が多いという記事を投稿しました。
円珍は入唐5年、密教の真髄を学んで帰朝しました。
その教えを延々1150年にわたって引き継いできたわけです。
狩野光信の作品は、繊細な趣、矢張りお父さんの大胆さにはかなわないかな...という印象。
密教芸術、禅文化、浄土の世界、多彩な展覧会が開催される今年は、比較鑑賞するいい機会かもしれません。
今日はここまでにしておきます。
国宝智証大師坐像(御骨大師
十一面観音立像
国宝五部心観
豊臣秀吉像画稿
展示終了です
不動明王立像(黄不動尊)
如意輪観音菩薩坐像
今回の私の一品です。
釈迦三尊坐像
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