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2009.02.15

講演会 平泉~みちのくの浄土をめぐって

Hiraizumisetablog

世田谷美術館で開催される、特別展「平泉」関連講演会に行ってきました。
講師は世田谷美術館学芸員の村上由美氏です。
とても分かりやすい講演でした。
拍手!!

開催は、3月14日からですから、一ヶ月前の予習です。忘れなうように書き込みをします。


平泉というと中尊寺ですが、この展覧会では、広範囲のお寺から仏像等が出展されます。

1、天台寺
  瀬戸内寂聴が住職として再建したお寺でもあります。
  聖観音菩薩立像が展示されます。
  桂の大木からの一本彫りです。
  霊木から仏が生まれる、そんなイメージのようです。
  鉈(なた)彫り技法を使用した平安後期を代表する仏像です。
2、成島毘沙門堂
  TVでよく流れる「泣き相撲」で有名。
  兜跋毘沙門立像の脇持仏の吉祥天立像が展示されます。
  兜跋毘沙門立像は4.7mの大きさ、流石に来ません。
  女神が持ち上げているそうです。
  見てみたいですな。
3、立花毘沙門堂
  こちらも脇持仏の持国天、増長天の展示です。

4、藤里毘沙門堂
  吉祥天他脇持仏3展の展示。
  鎌倉期の作。

5、黒石寺
  蘇民祭ポスターでで話題になった寺。
  こちらからは、薬師如来像、慈覚大師坐像が展示されます。
  東北は、最澄の弟子円仁(慈覚大師)縁の寺が多いそうです。

6、勝常寺
  国宝薬師如来は残念ながら出展されませんが、脇持の広目天、持国天が展示されます。

そして、中尊寺
 東北藤原氏四代の系図から説明が始まり、中尊寺建立の背景を探ります。
 今回は、中尊寺金堂の秀衡を祀ったを西北壇の諸仏が展示されます。
 全部で11体。
 じっくり拝見できるいい機会ないなりそうです。
 阿弥陀如来坐像を真ん中に、勢至菩薩、観音菩薩(浄土三尊像)持仏の増長天、持国天、そして、六道から救 い上げてくれる、地蔵菩薩六体です。
 東北は、金の産地でもありました。
 金は仏像の光でもあり、その光に守られて安置されているわけです。

 国宝金字塔曼荼羅図、紺金銀字一切経等々、国宝57点、重文41点を含む200件で平泉の魅力を余すところな く紹介ということです。

 見逃せない展覧会ですね。

 講演会のメモを参考に投稿しました、勘違いがあるかも知れませんのであしからず。

 

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