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2009.02.16

小説 ポトスライムの舟

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第百四十回芥川賞受賞作を読んでみました。

ほんの概略を以下に。
契約社員として働く女性ナガセは、勤める会社の掲示板でNGOの「船で世界一周の旅」というポスターを見つける。
その費用は、自分の年収とほぼ同じだ。
ナガセは生活のために、大学の同級生が経営する喫茶店で就業後働いたり休日には、パソコン関連でのアルバイトもしている。
ナガセは、契約での収入以外で生活して、「世界一周の旅」の費用を捻出することを思い立つ。
母と、改修が必要な古い家に住むナガセ、そこに境遇の異なる同級生、会社の同僚の人生が絡み合う。


作者の津村記子は受賞の言葉の中で、こう語っています。

これからも、ポトスをいやいや育てるとか、ちまちま節約するだとか、信頼している人と喋りながらごはんを食べるなどといった、生きていることの細部を、どんな劇的な営為よりもかけがえのないものとして、読み手の方に届けることができるような小説を書いて行きたいと思います。

私は、面白く読ませていただきました。
読書に、新しい知識等、何か得る事ばかりを期待しすぎる私の傾向はゆとりがなさ過ぎると思ったりしました。
氏の受賞の言葉に、読書の楽しさをあらためて教えられたような気持ちがしました。

このような小説を読み続けますかと問われると、「はい」とは.....
たまにはということで。

ちょっと酩酊です、まとまりがなくてすみません。
中川財務大臣ほどではないとおもうのですが。

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コメント

elmaさん、コメントを頂き有難うございます。

>とても忙しく「知識や技術」に繋がる本ばかりを読んでいます。こういう類は「読書」とは、思っていないのですが。「学習」です。

相変わらず忙しそうで大変ですね。
読書もバランスをとらないと....ですよね。
学習目的の読書も必要ですからね。

忙しいとは心を忘れると書きますね。
人生あっといゆうまですね。
お互い、頑張りすぎるのはいい加減に.....とは行きませんかね
心して....ですよね。

投稿: elmaさんへ | 2009.02.18 21:36

makoさん、こんばんは!

偶然ですが、私も『文藝春秋』3月特別号を買いました。先週の火曜日のことです。残念ながら、まだ、読んでいません。とても忙しく「知識や技術」に繋がる本ばかりを読んでいます。こういう類は「読書」とは、思っていないのですが。「学習」です。

「読書」には、娯楽中心のものがよさそうです。「推理小説」「恋愛小説」たわいもない「エッセイ」・・・作品に触れることによって、何か気分が落ち着くような、ワクワクするようなものが私にとっての「読書」です。

しばらく、「学習」が続きそうですので、今回の「文藝春秋」は、週末から読みたいと願っています。できれば、投稿します。

投稿: elma | 2009.02.17 21:17

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