線の巨匠たち-アムステルダム歴史博物館所蔵 素描・版画展
実は、2度観て来ました。
ハンマースホイ展とペアで、そしてボストン美術館浮世絵名品展とペアで.....。
おまけのつもりでしたが、楽しめました。
芸大美術館で11月24日までの開催です。
素描(デッサン、ドローイング、スケッチ)、展覧会では、素通りしがちですよね。
私は、素描の積み重ねが画家の価値を決めるのではないかと密かに思っています。
加山又造は、若い頃年1000枚をノルマにしていたと、氏の展覧会の解説で見たことがあります。
(数字はうるおぼえです、正確ではないかもしれません)
素描そのものを完成された芸術として紹介する今回の展覧会、面白いと思いました。
オランダのアムステルダム歴史博物館が所蔵するオールドマスターの素描版画、その代表を集めた展覧会です。
『目を閉じる女性』 フランチェスコ・サルビアーティ
『坐る若者の習作』 アドリアーン・ファン・デ・フェルデ
丹念に描かれた作品、立派な芸術品
『歌う少女』 ヤン・デ・ブラーイ
赤と黒チョークで描かれた透明感いっぱいの作品。
『病者を癒すキリスト(百フルデン版画)』 レンブラント・ファン・レイン
この作品を観ることができただけでも幸せ。
描かれた人々の表情の豊かさはレンブラント作品そのもの。
『戸口に立つ物乞い』 レンブラント・ファン・レイン
この作品もいい。
| 固定リンク
コメント