ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情
何時行こうか、何時行こうか....
やっと行ってきました。
この展覧会は国立西洋美術館12月7日まで開催されています。
光の表現に拘った作品が多く展示されていましたね。
デンマークのフェルメールという表現もあるようですが。
フェルメールと比較するのは酷かもしれません。
ハンマースホイもチョット不本意かもしれません。
室内を描いた作品展示のコーナー。
ハンマースホイの個性が最も顕著です。
この展示コーナーには魅了されますよね。
これで、鑑賞者が少ないと最高の空間になりそうです。
どうでしょうか、簡素なそして、静寂な室内の絵画も素晴らしいし、評判のようですが。
でも、私が魅かれたのは、肖像画です。
描く対象に対する心理的距離感(緊張感)がたまりません。
詩人リルケがイーダの肖像画を観て、ハンマースホイを訪ねたという話は、頷けます。
私は、ハンマースホイの肖像画に惚れこんで帰ってきました。
というわけで、以下にその作品の一部を....
若い女性の肖像、画家の妹アナ・ハンマースホイ 1885年
イーダ・イルステズの肖像、のちの画家の妻 1890年
イーダ・ハンマースホイの肖像 1907年
ふたりの人物像(画家とその妻、あるいは二重肖像画) 1898年
3人の若い女性 1895年
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コメント
elmaさん、コメントを頂きありがとうございます。
展覧会場でも、とても楽しめたのですけれど。
今になってじわっと後を引いてきました。
忘れられない展覧会の一つになりそうです。
この展覧会、見逃さなくてよかったと痛感しました。
投稿: elmaさんへ | 2008.11.10 21:49
こんばんは、makoさん!
やはり、行って来られましたか。たぶん、お出かけになるだろうなと思っていました。
「室内の静寂さ」を描いた作品が私は、特に気に入りましたが、風景画も肖像画も良かったですよね。
何か「作業をする女性の絵」の後姿や横顔は、いかがですか?
画家の妹「アナ・ハンマースホイ」の肖像画は、とても清楚で感じがいいですね。イーダと向き合うハンマースホイの二人の肖像画も、深いものを感じさせられますね。
投稿: elma | 2008.11.09 19:18