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2008.08.16

昨日...

上野で一日過ごしました。
西洋美術館で「コロー展」を、そして東博で「対決 巨匠たちの日本美術展」後期を観てきました。
フェルメール展のチケットも持参したのですが、流石にそこまでは.....。

もう、帰りたくなくなるほど......

シャツ一枚で行ったもので、西洋美術館の冷房効き過ぎに降参、身体が冷え切ってしまった。
それでも2時間半観て回った。(やはり列に並んで見る状態)
私の絵画志向きっかけの画家、もう嬉しくて......

「巨匠たちの日本美術」展は最終日、前々日とあって、終日20分待ちの列ができていた。
こちらは、後期展示の作品を中心に鑑賞。
改めてこの展覧会の楽しさを思った。
こちらは、入口付近に四重の列、たいへん....

そして、「六波羅蜜寺展」の、地蔵菩薩立像にさよならを言って帰ってきた。

終戦記念日、敗戦の日。
少々複雑な心境。
数千万人の人生を奪った、あの戦争は、たった六十数年前の出来事だ。
こんな贅沢が許されるのだろうかと思ったり、何としても、戦争だけは、無条件に、拒否反応を示したいと....
人間、すぐ忘れますから。


 

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コメント

うしろの正面さん、コメントを頂きありがとうございます。

>私の小さい頃、上野というところは必ず傷痍軍人の姿を見かける、とてもつらく怖いところでした

私は、渋谷駅です。何かいかがわしさとないまぜで...
今でも鮮明に思い出せます。

我々も、時代に責任を持たなくてはならない世代になりましたよね。

次の世代に恨まれないように....そのような気持ちで、ささやかでも、社会にかかわっていきたいと思っています。

投稿: うしろの正面さんへ | 2008.08.19 21:23

上野で終戦祈念日の一日を過ごされたのですか。
私の小さい頃、上野というところは必ず傷痍軍人の姿を見かける、とてもつらく怖いところでした。
私にしてみると、上野は戦争ととてもつながりの深いところですから、その日を過ごすのに相応しいと感じます。

地蔵菩薩、私もいつの日かまた、お会いしたいと思います。
お地蔵さまは戦争を起こすような愚かな私達をどのようにご覧になっていることでしょう。
素晴らしい芸術を生み出すことも、悲惨な戦争を起こすことも両方する、それが人間なのですが、もういい加減学習しないといけませんよね。

投稿: うしろの正面 | 2008.08.18 12:55

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