映画 フリーゾーン
製作: 2005年 イスラエル・仏・ベルギー
監督: アモス・ギタイ
出演: ナタリー・ポートマン / ハンナ・ラズロ / ヒアム・アッバス
泣きじゃくる若い女性、意味ありげな歌がかぶる。
延々と流れる、場面。
とても印象的です。
私の父が安く買った
子羊、子羊
待ち伏せしていた猫が
子羊にとびかかり食い殺す
私の父が安く買った
子羊、子羊
子羊を食い殺した猫を
犬が絞め殺す
そこにこん棒が現われて
罰に犬を激しく叩く
火が棍棒を燃やす
犬を叩いた棒
猫を絞め殺した犬
子羊を食い殺した猫
私の父が安く買った
子羊、子羊
堕天使が現れて肉屋を殺す
牛を殺した肉屋
火を消した水を飲んだ牛
火を消した水
犬を叩いた棒
猫を絞め殺した犬
子羊を食い殺した猫
私の父が安く買った子羊
子羊、子羊
私は今年変わった
毎晩いつものように同じ質問しかしなかったが
今晩は新しい質問がある
「いつまでこの地獄が続くのか」
加害者から被害者へ
死刑執行人と犠牲者
狂気はいつまで続くのか
ユダヤ系アメリカ人のレベッカは祖国イスラエルで恋人とケンカ別れしタクシーに乗り込む。
なぜか、運転手の女性の提案で、二人は、国境を越えてヨルダンへ向かう…。
そして、フリーゾーンに。
そこは、レベッカが想像した地とはあまりにも違っていた。
運転手のハンナは貸金の取り立ての目的もあった。
対応したのは、パレスティナ人レイラだ。
さて、三人の女性にの旅路の結末は....。
中東の際限なく続く紛争の根深さを、庶民の感情が切ない.....
いわゆる、マイナー?劇場未公開映画。
たまにはこのような映画も良い。
観たほうが良いとは進められないけれど....。
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