映画 母の眠り
原題 : One True Thing
製作年 : 1998年
製作国 : アメリカ
配給 : UIP配給
キャスト(役名) - 母の眠り
Meryl Streep メリル・ストリープ (Kate Gulden)
Renee Zellweger レニー・ゼルウィガー (Ellen Gulden)
William Hurt ウィリアム・ハート (George Gulden)
Tom Everett Scott トム・エヴェレット・スコット (Brian Gulden)
Nicky Katt ニッキー・カット (Jordan Belzer)
製作
Harry Ufland ハリー・ウフランド
Jesse Beaton ジェシー・ビートン
原作
Anna Q uindlen アナ・クィドレン
ニュウヨークで働く記者のエレン(レニー・ゼルウィガー)は、久しぶりに故郷に帰る。
その晩のパーティの後、母ケイト(メリル・ストリープ)は明日は検査があるからと言って就寝する。
翌日、病院から帰ってきた父ジョージ(ウィリアム・ハート)は、ママは入院する、私は付き添うので、今日は病院に泊まると。
エレンは大学教授で作家の父の頼みでガンに冒された母ケイトの看病のために故郷へ戻ることにする。
気は進まないのだが.....。
専業主婦として、家庭を守りし、地域の婦人倶楽部で活躍する平凡な母とは、生き方が違うと考えていたし、母もそんなエレンの考えかたを知っていた。
母の変わりに家事、地域との付き合いをこなすが、失敗ばかりだ。
ボーイフレンドともうまくいかなくなってしまう。
衰えていく、母と密接に付き添うようになって、衝突もするが、徐々に敬愛、尊敬の念も覚えるようになっていく。
しかし、父は看病を任せきりにして夜更けまで家に帰らない。
エレンは父とレストランで激しく衝突し、ふたりの間はぎくしゃくしたものに。
母ケイトは苛立つエレンに、ニューヨークに戻るように進言する。
記者に戻ったエレンは上院議員のスキャンダルを追い、その議員が捕まえたタクシーに乗り込んで、話を聞くが、その議員から妻子への思いを聞かされる。
エレンは、結局それを記事にはできなかった。
そして最後のクリスマスの夜、父母弟エレン、家族揃って、ケイト、エレンも飾りつけに参加した広場に立つツリーを誇らしげに見守る。
新年を迎え、衰えの激しくなった母ケイトは、エレンに諭すように、父のことを理解すること、家族とは幸せとはと、話し続ける。
母ケイトに帰ってこない父を、探してきて、といわれる。
エレンは、酒場で、悲しみに耐えられず酔っているのを父を見つける。
連れ戻した父は、赤子のようにケイトのベットに潜り込む。
そして「もう生きるのはいや」と、エレンに懇願するようになるケイト。
エレンは、鎮痛剤のモルヒネを大量につぶして粉末にする.....
先週、観た、ミス・ポターのレニー・ゼルウィガーも魅力的でしたが、この役の彼女も良い。
名優メリル・ストリープ は言うことなし、「めぐり合う時間たち」は印象に残る映画でしたが、あの映画の彼女は、とてもよかった、思い出しながら.....。
二人の競演となれば、見なくては....
どの家庭にも訪れそうな物語を淡々と描いた純文学(死語ですかね?)を思わせる秀作。
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