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2008.04.08

映画 歓びを歌にのせて

Yorokobiwo_01

製作年 : 2004年
製作国 : スウェーデン
配給 : エレファント・ピクチャー
上映時間 : 132分


監督
ケイ・ポラック

出演
ミカエル・ニュクビスト
フリーダ・ハルグレン
ヘレン・ヒョホルム
レナート・ヤーケル

銀色の稲穂たなびく風景の中、バイオリンを弾く幼いダニエルは、いじめにあう。
母は、転校してやり直すことにする。
音楽はダニエルを救ってくれる。
この映画の導入部です。

やがて天才指揮者としてダニエル・ダレウスは成功を勝ち取り、7年間先までスケジュールが埋まるほどのうれっ子指揮者となる。
仕事に忙殺される中 、彼は、心筋梗塞で倒れる。

心身共に疲れ果て現役を退いたダニエルは、田舎の小さな村の小学校を買って移り住む。

そこはかつて、少年時代を過ごした場所だった。
人付き合いのできないダニエルは、断るが、請われて村の聖歌隊を指導をすることに。

そのメンバーは、いろいろな人生を抱えていた。
夫のDVに悩む女性、子供時代からのいじめがトラウマになっている男。
牧師(神父?)の妻の懊悩。
それぞれの人生を必死に生きている。
やがて、ダニエルの指導によって、聖歌隊メンバーの心に変化が.......。
そしてダニエルも.....。
そしてそして......。

音楽、芸術の有用性の一面を再認識させてくれる良い映画。

夫のDVに悩むガブリエルが歌うソロの場面は圧巻。

エンドロールにも使われている。

良い詩なのでご紹介します。

私の人生は今こそ私のもの
この世に生きるのはつかの間だけど
希望にすがってここまで歩んできた
私に欠けていたもの
そして得たもの
それが私の選んだ生きる道
言葉を超えたものを
信じ続けて
天国は見つからなかったけど
ほんの少しだけそれを垣間見た
生きてる歓びを
心から感じたい
私に残されたこれからの日々
自分の思うままに
生きていこう
生きている歓びを
心から感じたい
私はそれに価すると
誇れる人間だから

自分を見失ったことはない
今までそれは胸の奥で眠っていた
チャンスに恵まれない人生だったけど
生きたいという意思が私を支えてくれた
今の私が望むのは日々の幸せ
本当の自分に立ち戻って
何にも負けず強く
そして自由に
夜の暗闇から光が生まれるように
そう私の人生は
私のもの
探し求めていた
まぼろしの天国
それは近くにある
どこか近くに
私はこう感じたい
私は自分の
人生を
生きた!と


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コメント

elmaさん、コメントをいただきありがとうございます。

この映画、昨年貴blogで紹介されてましたよね。
拝見しました。

私は、音楽映画が大好きで、昔からよく見ています。
この映画は、音楽、芸術の本質の一面をうまく表現していると思います。

これからも、いい映画をご覧になって、沢山ご紹介ください。
楽しみにお待ちしています。

投稿: elmaさんへ | 2008.04.09 12:50

こんばんは、makoさん!

この映画は、私もDVDで観ました。その感想は、以下のブログで取り上げたことがあります。
http://blog.livedoor.jp/elma0451/archives/51041605.html

同じような感想ですね・・・。でも、男性と女性では、少し、ちがうかもしれません。

良い映画でした・・・。

投稿: elma | 2008.04.08 23:26

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