« 城山 かたくりの里 | トップページ | 浮世絵名品展 -没後150周年記念 広重とその時代- »

2008.03.24

映画 善き人のためのソナタ

D112117411


製作年 : 2006年
製作国 : ドイツ
配給 : アルバトロス・フィルム
上映時間 : 138分

キャスト・スタッフ
監督・脚本 : フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
音楽 : ガブリエル・ヤレド
出演
ウルリッヒ・ミューエ
マルティナ・ゲデック

映画は、国家保安省(シュタージ)局員のヴィースラーの講義、いかに自供させるかの授業風景からはじまる。

東西冷戦下の東ベルリン。ヴィースラーは、大学の同級生の上司から、劇作家のドライマンと恋人のクリスタ(女優) が反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。

ヴィースラーは2交代で盗聴監視を始める。
しかし、盗聴、監視によって、ドライマンに連なる人々の世界を知ることで、ヴィースラー自分自身の心に微妙な変化が現れる。
そして、ある計画通りドライマンが書いた記事が、西独で公表されることになる。

その記事の作者の追求が国家保安省(シュタージ)によって開始される。
記事を書くのに使用されたタイプライターの特定がされて、その捜査が焦点になって物語が展開していく。

ヴィースラーがとった行動とは.....。
その結果は.....。
やがて、ベルリンの壁が崩壊し、生き延びたドライマンとその後のヴィースラーは....。

ラストシーンがうまくまとまっている。

役者が、その役をうまく演じていて、印象に残る映画。
きれいにまとまりすぎていると思いながらも、良い印象。

|

« 城山 かたくりの里 | トップページ | 浮世絵名品展 -没後150周年記念 広重とその時代- »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画 善き人のためのソナタ:

» mini review 07257「善き人のためのソナタ」★★★★★★★★☆☆ [サーカスな日々]
ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツを舞台に、強固な共産主義体制の中枢を担っていたシュタージの実態を暴き、彼らに翻ろうされた芸術家たちの苦悩を浮き彫りにした話題作。監督フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクが歴史学者や目撃者への取材を経て作品を完成。アカデミー賞外国語映画賞ドイツ代表作品としても注目を集めている。恐るべき真実を見つめた歴史ドラマとして、珠玉のヒューマンストーリーとして楽しめる。[もっと詳しく] 「権力と倫理」。僕たちはまだ、その不幸を免れえない世界史の中にいる。 監督・脚本は、... [続きを読む]

受信: 2008.04.14 18:37

« 城山 かたくりの里 | トップページ | 浮世絵名品展 -没後150周年記念 広重とその時代- »