映画 ボルベール帰郷
製作年 : 2006年
製作国 : スペイン
配給 : ギャガ・コミュニケーションズ
監督
ペドロ・アルモドバル
出演
ペネロペ・クルス
カルメン・マウラ
ロラ・ドゥエニャス
ブランカ・ポルティージョ
チュス・ランプレアヴェ
強風の中、ライムンダとその娘、姉でお墓掃除をしているところから、この映画は始まる。
叔母の家に寄ってから自宅に帰ると夫はビールを飲んでいて、更に飲ませろと要求する。
「明日があるでしょ」と諭すと、「首になったから行かなくてもいいんだ」と言い出す始末だ。
しかし、叔母は、もうろくしているのに、何故あのようなもてなしをしてくれたのか?出来たのか?
ライムンダは、夫の分まで必死に働く。
だが彼女の留守中、夫が娘パウラに関係を迫り、抵抗した娘は勢いあまって父親を殺してしまう。
ライムンダは事件の隠蔽を図るが、その最中に姉ソーレから、「叔母が死んだ」と電話が入る。
ライムンダの姉ソーレは、大昔に火事で死んだ母の亡霊が、1人暮らしだった叔母を世話していたという、村で根強く残る噂を聞く。
ペネロペ・クルスが見事にこの役に嵌っている。
美しさと、生きることへのたくましさ。
母性のたくましさ。
そして、引きずる過去、そして結末。
ラストも上手くまとめている。
出演女優、全てが合格の映画。
役にぴったり嵌った、印象に残る映画になった。
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コメント
ogawamaさん、コメントを頂きありがとうございます。
>女優が生き生きとしているのがアルモドバル映画の良さだと思います
仰る通りですね。
出演女優全てが、はまり役でしたよね。
途中まで、チョットと思いながら見ていましたが、後半からエンドまで、どんどん面白くなってきました。
終わりよければ全てよしですよね。
良い映画でしたね。
投稿: ogawamaさんへ | 2008.03.11 12:44
こんばんは。以前にもコメント入れさせて頂いたかもしれませんが、ogawamaと申します。私はアルモドバル大好きなので、この作品は映画館で観ました。ペネロペ、たくましかったですねえ。ママは剽軽だし、お姉さんは結構喰えないし...。思い出して楽しくなってきました。女優が生き生きとしているのがアルモドバル映画の良さだと思います。
投稿: ogawama | 2008.03.10 23:34