建築の記憶
土曜日、午前中は春の陽気、ジョギングで汗を流しました。
午後は急変、猛烈な風の中、目黒駅から歩きました。
家で、映画を見ていたほうが良かったかなと思いながら。
でも出かけてよかった。
庭園美術館で3月31日まで開催されたいます。
まず、熊本城、江戸城の記録写真が展示されています。
荒城の様子に、これが本来のお城なのかなーと思ったりした。
今のお城は観光用ですものね。
そして宮家の住居、紫禁城、沖縄と続きます。
近代建築に入って、丹下健三、前川國夫のお馴染みの建物を撮った写真が展示されています。
写真家は、渡辺義男、村井修。
なるほど、やはりプロフェッショナルが撮る写真は説得力があるな。
石本泰博撮影の「桂離宮」は日本建築の美しさを素直に伝えてくれる。
杉本博司のソフトフォーカスの写真はもう、建物を撮るというより、その場で受けた、自分のイメージをフィルムに定着させたという感じ。
畠山直哉の作品は、建築過程を、鮮やかな色彩で、表現していて、現代アートの趣。
そして鈴木理策は雪の「青森県立美術館」をあのタッチで、建物と空気の色が溶け合っている。
彼ならではの作品に仕上がっている。
このような展覧会も楽しいと思いました。
強風の中、駅の反対側にある、目黒美術館に行ったのですが......。
早く帰宅したくなったので、20分程度で退散。
展示構成は以下の通りです。
1章:建築と写真との出会い
2章:近代建築へのまなざし
3章:建築史学構築のための写真
4章:写真がとらえたモダンの相貌
5章:写真家の目、建築家の仕事
6章:日本建築の美
7章:現代写真の建築
画像はチラシの切り抜きです。
横山松三郎「旧江戸城写真帖」より
石本泰博「桂離宮」
渡辺義男撮影「前川國夫設計・東京カテドラルコンペ応募模型
小川一眞撮影「乾清宮」
鈴木理策「青森県立美術館」
畠山直哉撮影「仙台メディアテーク」
杉本博司「安藤忠雄設計光の教会」
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コメント
はっちべぇの素敵なぉ出会いさん、コメントを頂きありがとうございます。
はっちべぇの素敵なぉ出会いさんも更新頑張ってくださいね。
投稿: はっちべぇの素敵なぉ出会い さんへ | 2010.02.03 21:54
素晴らしいブログを読ませていただきありがとうございます。
これからも更新頑張ってください。
投稿: はっちべぇの素敵なぉ出会い | 2010.02.01 16:15
うしろの正面さん、コメントを頂きありがとうございます。
>桜が咲いたら素敵なコースですが・・・。
今日あたり、春めいた気候になってきました。
川とか、海とか水のある場所は大好きです。
花が咲いていれば、さらに最高ですよね。
昔、目黒川も、大雨が降ると氾濫しましたよね。
>コースの途中にウエストでお茶をします。
私は、滅多にお茶しません。
有名な店なのですか?
どうしても、「おちゃけ」になってしまいます。
私は、とても楽しみにしていた展覧会でした。
そして、楽しめました。
お出でになるのでしたら、陽気の良い日に、ゆっくりと。
この展覧会を見ながら、中判(6×4)カメラ、銀塩フィルムで久しぶりに撮ってみようかなと思ったりしました。
投稿: うしろの正面さんへ | 2008.03.04 12:44
建築、写真ときては、行かにゃあなるまい・・・・、でも他に見たいものもあるし・・・・と二の足を踏んでいましたが、記事を拝見し、やっぱり見ておくべきと思いました。
>強風の中、駅の反対側にある、目黒美術館に行ったのですが......。
うう、目黒川に沿ってさぞかし寒かったのではないでしょうか。
桜が咲いたら素敵なコースですが・・・。
私はイヤシイのでこのコースの途中にウエストでお茶をします。そうだ、そうしよう。全くどっちがメインなんだか。(苦笑)
投稿: うしろの正面 | 2008.03.03 12:48