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2008.01.12

ツォツィ


Intro

2005年のイギリス・南アフリカ合作映画。
アソル・フガードの同名の小説を原作に、ヨハネスブルグの旧黒人居住区ソウェトを舞台にしたギャヴィン・フッド (Gavin Hood) 監督作品。

南アフリカ・ヨハネスブルク。本名を語らず、ツォツィ(不良)と呼ばれる少年は、金のためには、平気で人を殺める感情を失った自暴自棄の生活を送っていた。
その胸は怒りと憎しみでいっぱいになっていた。
ある晩、酒場で、ツォツィをなじった不良仲間をボコボコに殴った。彼は居たたまれずに、雨の中を走る、そして、ふるえながら、雨宿りしていると、裕福そうな家の前に車が止まる。
そして、門を開ける間に車を盗む。その時運転していた女を撃ってしまう。
クラッシュした車を捨て、金品を奪って立ち去ろうとした時に、車の中に乳飲み子がいることに気がつく。
そして、彼のとった行動は、彼の心の変化は.......。

乳飲み子がかわいい、母性の温かさ、生の人間の感情、何か殺伐とした親子間の事件が毎日報道されるこの頃。
ちょっといい映画。
荒削りですが、絶賛とは言えませんが、見て損はないと思います。

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